訪日外国人が困ったことベスト5に入る「多言語表示の少なさ」を解決する多言語対応デジタル地図サイネージ:新宿駅西口広場の大型地図サイネージ
デジタルサイネージ。ディスプレイを利用した広告や情報提供のデジタルメディアですが、今では街のいたるところで見かけるようになりました。ショッピングモール、空港や駅の構内、電車やバス、タクシーの中。天気予報やニュース、商品広告などの多くの情報を、街を行き交う人々に提供しています。→関連記事:デジタルサイネージで広がる可能性
そんな中、都内では多言語に対応した地図サイネージが活躍しています。
デジタルサイネージ。ディスプレイを利用した広告や情報提供のデジタルメディアですが、今では街のいたるところで見かけるようになりました。ショッピングモール、空港や駅の構内、電車やバス、タクシーの中。天気予報やニュース、商品広告などの多くの情報を、街を行き交う人々に提供しています。→関連記事:デジタルサイネージで広がる可能性
そんな中、都内では多言語に対応した地図サイネージが活躍しています。
地図サイネージとは?
地図サイネージとは、文字通り、地図を表示するデジタルサイネージです。
昔は駅前の地図案内板などをよく目にしました。初めて訪れた駅では、こういった地図案内板が重宝したものです。今ではスマホを片手に場所を探しているシーンも当たり前の光景となっておりますが、一方で地図案内板ならではの使いやすさ・見やすさがあったりもします。事前に目的地を調べていても、地下鉄の駅の改札口出た後に設置してある地図案内板で目指す場所を確認する人は少なくないのではないでしょうか。
その場所や周辺に最適化された地図はスマホに入っている地図よりも詳しく書かれていたり、逆に大胆に簡略化されていたり。『現在地』も赤く目立つようになっていて。そういった地図は一般的な地図よりも見やすいんですよね。こうした地図案内板も、少しずつ地図サイネージに置き換わっています。
地図サイネージは地図案内板と異なりデジタルなので、表示する内容を変えられます。例えばある時はニュースや天気予報、ある時は地図など、異なる情報を表示させられます。また同じ地図でも、言語を即座に切り替えることもできます。訪日外国人の増加を背景に、こうした地図サイネージが各地で必要とされてきています。
東京都の地図サイネージ活用
東京を訪れる外国人の数は2018年に1424万人と、過去最高を記録しました。2020年にはオリンピックの開催も控えており、更なる外国人旅行客の増加が見込まれます。
そのためインバウンド政策の一環として、東京都は積極的に地図サイネージを推進しています。
実際に東京都及び公益財団法人東京観光財団は外国人旅行者の多い地域に高機能型観光案内標識を2016年から順次設置、上野公園内や京王プラザホテル前など、現在26か所に高機能型観光案内標識として地図サイネージが設置されています。
新宿駅西口の大型地図サイネージ
このように都内で増えるデジタル地図サイネージですが、中でも新宿駅西口広場にある地図サイネージはひときわ存在感があります。なにせ新宿は1日に347万人が乗降する、世界一多くの人が利用する大ターミナル駅。しかし、その利用者数以上に新宿駅で有名なのが、駅周辺の分かりにくさです。度重なる拡大によって入り組んだ地下通路はまさに迷路。西口から東口へ無事にたどり着けた者はいないとか。そんな新宿駅の迷路を解消するため、新宿駅西口広場に導入されたのが、大型地図サイネージです。ディスプレイは4K対応で鮮明な地図画像を映し出し、地図や案内はもちろん多言語対応です。
この地図サイネージは1日に130万人が地図の前を通り、約200人が利用しています。実際に目の前にすると、想像以上に大きいです。12個のスクリーンが合わさって、巨大なスクリーンを構成しています。映像も綺麗でみやすい!
画面には各路線の運行状況や天気、東京都や各市区町村のPR動画が切り替わりで流れます。各路線状況は非常に便利ですし、鮮明な映像で映し出される各地の情景は美しく、訪れてみたくなります。こうして多くの情報を提供できるのが、画面を切り替えられるサイネージの強みですね。
この大きな画面の左右に1台ずつ設置されているのが地図サイネージ。4K対応のタッチディスプレイが操作しやすい角度に配置されていて、新宿周辺の地図を閲覧できます。地図には近くのコンビニやカフェなどチェーン店のロゴが並んでいて、一目でどこにお店があるのかが一目瞭然。スターバックスやバーガーキングといったグローバルチェーンは、アイコンだけできっと海外の人にもすぐ伝わるのでしょうね。操作もスマートフォンライクに地図を縮小拡大、スクロールできて同じ要領で使いやすい。指を支点に地図を動かせるようになっていて、2本指で拡大や回転もできました。これならガイドブックの地図と合わせて確認することも簡単です。パネルの下部には「拡大」や「回転」といった操作ボタンも付いているので、こういったデジタル機器に疎いシニア世代にもわかりやすい作りになっています。
目的地を探すのも簡単。住所とジャンルの両方から目的地を検索することができます。ジャンルからはデパートやホテルや周辺のビル、などが検索できてとても便利です。ちなみにこのサイネージを管理している公益財団法人東京都道路整備保全公社によると、一番検索されているスポットは新宿伊勢丹だそう。確かに西口から東口の伊勢丹へ行くのは大変ですよね。納得の結果です。
私は正直、スマホの地図アプリがあるから地図サイネージなんていらないかな、と思っていました。しかし実際に地図サイネージを触ってみると、大きな画面で現在地とその周辺の状況が確認できるので、断然わかりやすいし使いやすい。地図が最初から新宿駅周辺に特化しているから、必要な情報がすんなり入ってくる。そしてなにより赤い▲で記された「現在地」は、地下や屋内で利用する際のスマホの地図アプリよりも断然信頼感がありました。また、海外旅行者はWi-Fiがない場所ではネット環境がないことが多いので、そういった人にとっては地図サイネージが特に有用なのでしょう。実際に言語別の利用率についてお伺いしたところ、約2割が日本語以外での利用とのことです。既に外国人の方の利用が多い実態が伺えました。
この新宿西口のデジタルサイネージですが、ジオテクノロジーズが日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語の5言語に対応した地図を提供しています。多言語に対応したデジタル地図を強みとし、英語や中国語13カ国14言語に対応可能です。今日も日々進化していく新宿の街で、ジオテクノロジーズの地図が多くの人を案内しています。
多言語地図やインバウンド向けの地図商材、デジタル地図サイネージは、ジオテクノロジーズにお任せください。お客様のニーズに柔軟に御対応いたします。
<デジタル地図サイネージ導入事例>
表示灯株式会社 様 「名古屋栄ミナミ デジタルサイネージ」
https://business.mapfan.com/case/detail/495