TOP > デジタル地図入門 > 自転車専用通行帯(自転車レーン)とドライバーの注意事項はなに?MapFan DB(マップファンデータベース)の道路に関するデータもご紹介!
2023.08.30

自転車専用通行帯(自転車レーン)とドライバーの注意事項はなに?MapFan DB(マップファンデータベース)の道路に関するデータもご紹介!

道路の路肩に「自転車専用」と書かれた青いレーンを見かけたことはありませんか?
道路で頻繁に目にするようになった「自転車専用通行帯」。この専用レーンは自転車の利用者、そして最近だと、免許不要で運転可能となった電動キックボードでも利用できるようになりました。しかし、このレーンを利用するには遵守すべきルールやマナーがあります。一方で、クルマを運転するドライバーの方々にとっても、車道に隣接するこの自転車専用通行帯の存在とそのルールを理解しておくことは、交通事故を防ぐために重要です。今回は、「自転車専用通行帯」の基本的な規則を紹介します。規則を知って安全で快適な運転を心がけましょう。

自転車専用通行帯(自転車レーン)とドライバーの注意事項はなに?MapFan DB(マップファンデータベース)の道路に関するデータもご紹介!

自転車専用通行帯(自転車レーン)とは?

自転車専用通行帯(自転車レーン)とは、大きな道路の路肩付近に自転車専用とかかれた青いレーンの名称です。

もっと正確にいうと、自転車専用通行帯(自転車レーン)とは青い矢羽根のマークが描かれており、かつ「自転車のマーク+専用」と表示された標識が道路脇に立てられていることです。これら2つの要素が一緒にあることで「自転車専用通行帯(自転車レーン)」と認められます。つまり、青い道路面だけや、標識だけがある場所は、「自転車専用通行帯(自転車レーン)」とは見なされないのです。

電動キックボードは2023年7月の法改正で、16歳以上の人なら運転免許がなくても乗れるようになりました。また、この法改正により、「自転車専用通行帯(自転車レーン)」を電動キックボードの利用者も走れるようになりました。電動キックボードをご利用の皆さんご存じでしたか?ただし、自転車専用通行帯での電動キックボードの速度は、20km/h以下と制限されています。これは、電動キックボードの安全を確保するための措置ですので必ず守りましょう。

自転車専用通行帯(自転車レーン)と自転車ナビマークとの違い

自転車専用通行帯(自転車レーン)とは別に自転車ナビマークというものもあります。むしろ、自転車ナビマークのほうが一般的ともいえるかもしれません。「自転車専用通行帯(自転車レーン)」と「自転車ナビマーク」は、両方とも道路上にペイントされていますが、表示方法が異なり、その目的と機能も違います。

「自転車専用通行帯(自転車レーン)」は、自転車や電動キックボードなどに乗る方のために指定された走行スペースを示しています。前述したように、路肩や車道の一部を利用し、青い矢羽根マークとともに、「自転車のマーク+専用」と表示された標識が設置されています。このレーンは自転車や電動キックボードなどに乗る方の専用レーンであり、その他の車両は基本的にはこのエリアには入ってはいけません。バイクなどもすり抜けるようにして「自転車専用通行帯(自転車レーン)」に入ることもありますが、これが原因で警察に交通違反で検挙される方もいるようです。

一方、「自転車ナビマーク」は、自転車利用者が安全に目的地までたどり着くための案内役として設置されています。これは、自転車道の続きを示すマークや目的地までの方向を示すマークなど、自転車に乗る方に必要な情報を提供するためのものです。しかし、自転車ナビマークが表示されている箇所は必ずしも自転車の専用道路とは限らず、一般の車道の一部を共有する場合もあります。「自転車ナビマーク」は大変よく見かけるものですが、法令上は自転車を保護する意味はありません。自転車を保護する意味がないことを自転車に乗る方は心にとめておきましょう。

ジオテクノロジーズでは「自転車専用通行帯(自転車レーン)」や「自転車ナビマーク」を含む自転車ルーティングデータを保有しています

自転車ルーティングデータ関するにお問い合わせは こちら>

自転車ルーティングデータの詳細は こちら>

左:自転車専用通行帯(自転車レーン) 右:自転車ナビマーク

自転車専用通行帯(自転車レーン)でドライバーが気を付けるべきこと

「自転車専用通行帯(自転車レーン)」は自転車や電動キックボードなど、特定の移動手段のために確保された道路上の領域です。自動車のドライバーは次のような点を特に注意しなければなりません。

・自転車専用通行帯(自転車レーン)上への駐停車
自転車専用通行帯(自転車レーン)上での駐停車は基本的に避けるべきです
多くの地域で禁止されており、駐停違反として罰則が科される可能性があります。停車が許可されている地域でも、自転車の通行を妨げ、事故のリスクを高める可能性があるため、停車時間も最小限にすべきです。

・自転車専用通行帯(自転車レーン)を横切る場合
自動車が左折する際、一時的に自転車専用通行帯(自転車レーン)に入るのは法律上問題ありません。しかし、安全のためには早めに左折し、自転車の進行を妨げないようにしましょう。後方や側方から来る自転車に注意し、スムーズに曲がることが重要です。

・狭い道に設定された自転車専用通行帯(自転車レーン)
狭い道路では、自転車と自動車の事故が起こりやすいため、特に注意が必要です。自転車ナビラインがある場所も多く、道が狭くなる前には「この先自転車注意」の看板が設置されていることもあります。このような状況では、自転車との接触を避けるため、十分に注意して運転する必要があります。

※自転車ナビラインは自転車専用通行帯(自転車レーン)とはことなり、自転車の通行を助けるための案内マークですので、一般的には特定の法的な罰則や反則金は適用されません。

侵入禁止や高さ規制など規制データに関する記事はこちら>

ジオテクノロジーズは自転車専用通行帯を含む、自転車ルーティングデータや歩行者向けのルートデータも整備保有しています。
歩行者ナビや自転車ルートと組み合わせた複合ルート検索のシステムの開発も可能です。

自転車ルーティング/歩行者ネットワークお問い合わせは こちら>

自転車ルーティング/歩行者ネットワークデータの詳細は こちら>

ジオテクノロジーズのデータベースは、カーナビに利用できる道路ネットワークデータや道路に関するデータを多数保有しています。道路に関するデータに関心がある方は是非お問い合わせください。

道路ネットワークデータに関するお問い合わせは こちら>

道路ネットワークデータに関する記事は こちら>

 




法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから

法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから

関連サービス

関連記事