災害ニュースのデジタル地図利用に迫る(防災システム地図データ採用事例) ―「命を救う」リアルタイム報道ー
- 1. リアルタイム報道に利用されるデジタル地図サービス
- 2. 今回の地図サービス導入のきっかけ
- 3. 災害時の「命を救う」リアルタイム報道
災害時の「命を救う」リアルタイム報道
―ジオテクノロジーズの地図を採用しているレスキューナウさんの「レスキューWebMAP」をどのように使われているのですか?
小寺様―災害時などのリアルタイム放送では、地図画面を直接映して使っています。最近では昨年の台風19号の災害時や、事件の際にもこの地図サービスを使用しました。
末岡様―やはり地図があると、どこでどんな被害があるのかが伝わりやすくなります。
特に災害時は被害が広域におよび、かつ状況が刻々と変わっていくため、情報を正しく伝えることは地図なくしては難しいです。
レスキューナウさんの地図サービスならば自分たちで地図画面上に情報をプロット出来るため、放送中でもその場で入ってきた情報を地図に書き込み、すぐ地図上に表現できます。
加えて、ある地点から○kmを示す機能などもこの地図サービスにはあります。火山や放射線の影響などを説明する際には、地図と影響範囲を照らし合わせることが出来るため、今後有事の際に役立つと考えています。
小寺様―あとは、放送以外でも報道フロアにスクリーンを置いて地図サービスを表示して、災害情報をいつでも誰でも見られるようにしています。
―今後も災害時のリアルタイム報道の際は、こういった地図サービスが活躍するのでしょうか?
末岡様―そうですね。災害時の報道で最も意識することは「命を救う報道」です。一人でも多くの命を救うための情報を出せるようにしています。そのためには、どこでどんなことが起こっているのかを、ピンポイントかつ広域で伝えないといけない。そういう意味で、「地図」は重要な役割を担っていると思います。
今回の取材を通して、あらためて報道の重要性と、地図の可能性を感じました。「命を救う報道」。これを実現するために、様々な努力や研究をされているのですね。日本テレビ報道局様の取材記事第二弾は5月の公開予定です。こちらもぜひご覧ください。
日本テレビ様のホームページはこちら
https://www.ntv.co.jp/pc/
株式会社レスキューナウ様のホームページはこちら
https://www.rescuenow.co.jp/
災害報道にも使用される地図データベースMapFan DBの詳細はこちら
https://business.mapfan.com/service/db/
法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから
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