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2023.12.21

トラックステーションとは?ドライバーのオアシス、トラックステーションのデータを持つMapFanがご説明します

現在上限がないドライバーの残業時間に2024年4月より上限が設けられ(物流2024年問題)、日本の物流業界は大きな転換点を迎えます。この「物流2024年問題」に対し荷物を全て運べなくなる事態を避けるために必要なトラックドライバーの確保が重要となっています。このトラックドライバー確保のために業界として働きやすい労働環境の確保が急務とされています。働きやすい労働環境の一助として大型車で立ち寄ることができるトラックステーションが全国に設置されています。

MapFan(マップファン)は、大型車の効率的な配送ルート検索を行うために必要な「大型車交通規制データ」の整備に加え、トラックドライバーの働きやすい環境確保に寄与するため、トラックステーションに加えトラックドライバーが大型車で利用できるガソリンスタンドやコンビニなどを含めた「トラックステーションデータ」の整備に取り組んでいます。今回はトラックドライバーのオアシスいわれている「トラックステーション」とはどのようなものか、MapFan(マップファン)がトラックドライバーの働きやすい環境確保のために整備を進めている「トラックステーションデータ」とはどのようなものかについてご説明します。

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トラックステーションとは?ドライバーのオアシス、トラックステーションのデータを持つMapFanがご説明します

トラックステーションとは?

トラックは車両サイズが大きいため、普通乗用車よりも駐車スペースを見つけるのに苦労します。特に大型車を運転しているトラックドライバーにとって、駐車できるかどうかを気にせず安心して立ち寄れる休憩場所はとても重要です。トラックステーション(またはトラックターミナル)は大きな駐車場を備え、トラックドライバーにとって安心して立ち寄れ休憩を取ることができる重要な施設です。

トラックステーションは、長距離を運転するトラックドライバーにとって「オアシス」とも称されますこれらのトラックステーションには、駐車場だけでなく、トラックドライバーが休息をとるために役立つ様々な施設が備わっています。今回は、トラックステーションのそれらの施設について詳しく説明していきます。

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トラックステーションでは何ができる?

トラックステーションは、トラックドライバーのための休憩施設として設計されています。具体的に、どのようなサービスが提供されているのでしょうか。

食事
トラックステーション内には食堂が設けられており、運転手はそこで食事を楽しむことができます。また、ドリンクやスナックを扱う自動販売機やコンビニが設置されている場所もあります。注意点としては24時間営業しているとは限らないので、利用する際には事前に営業時間を確認することが大切です。

休憩・仮眠・休息
トラックステーションはトラックドライバー向けに広々とした駐車スペースが確保されており、大型トラックの駐車も可能で、休憩所を利用して仮眠をとることができます。通常は1車両あたり最大16時間まで停車できます16時間以上停車する場合はトラックステーション運行管理センターに届出をすれば延長が可能です。

入浴施設・宿泊施設
入浴施設で疲れを癒すことができます。
注意点としては一部のトラックステーションでは営業時間が短縮されている場合があるため、利用する際にはこちらも利用可能な時間を確認することが大切です。
また、宿泊施設を備えているトラックステーションもあります。宿泊施設を備えているトラックステーションでは民間会社が運営する宿泊施設を利用することができます。例えば、大宮トラックステーションではシングルの宿泊が1泊2,700円(税込)で提供されています。ビジネスホテルよりも遥かに安価な金額で宿泊できるため大変重宝する施設です。

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<トラックステーションの利用規定について>

基本原則
トラックステーションの利用にはいくつかの基本規定があります。基本的にはトラックドライバー専用の施設であり、一般の方も利用は可能ですが、トラック協会会員事業者の車両のドライバーが優先されます。そして利用者はトラックステーションの係員の指示に従う必要があり、違反すると退去を命じられることがあります。さらに、暴力団に関連するような人やタトゥーがある方のトラックステーションへの立ち入りは禁止されています。

駐車場について
駐車場の利用時間は最大16時間で、それを超える場合はトラックステーション運行管理センターの係員に届け出る必要があります。事故防止のための速度制限や、荷役行為の禁止、標識や他車両の損傷禁止なども規定されています。

全国にあるトラックステーション
日本全国にある全日本トラック協会が管理するトラックステーションでは場所によって提供される施設や営業時間が異なるため、事前に情報を確認しておくことが大切です。

トラックステーションは、トラックドライバー向けに設計された公共施設です。全ての利用者が利用規約を順守することが非常に重要です。規約を守らないと、すべての利用者に影響が及ぶことがありますので、常識と良識をもって施設を利用しましょう。実際、ゴミの分別が行われなかったためにゴミ箱が撤去された事例もあります。

トラックの種類って知っていますか?

トラックステーションについて説明してきましたが、街を見渡すと高速道路を走っている大きなトラックからコンビニなどに配送している小回りの利くトラックまで様々な種類のトラックが走っています。トラックの種類ってどのようなものがあるか知っていますか?
トラックの分類方法には「道路運送車両法に基づく保安基準」と「トラックメーカーの区分」の2つがあります。

「道路運送車両法の保安基準」の区分では、トラックの寸法、最大積載量、車両総重量によって大型、中型、小型の3種類に分類されます。一方、「トラックメーカーによる区分」では、トラックの標準積載量を基準に区分されます。例えば、標準積載量4トン未満は小型、4トン以上は中型または大型トラックに分類されます。

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今回は「道路運送車両法の保安基準」の区分について説明します。
「道路運送車両法の保安基準」のトラックサイズによる主な規格は以下の通りです。

大型トラックの規格
車体外寸 :全長 × 全幅12,000mm以内 × 2,500mm以内
全  高 :3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以上
車両総重量:11,000kg以上

中型トラックの規格
車体外寸 :全長 × 全幅12,000mm以内 × 2,500mm以内
全  高 :3,800mm以内
最大積載量:6,500kg以内
車両総重量:11,000kg以内

小型トラックの規格
車体外寸 :全長 × 全幅4,700mm以内 × 1,700mm以内
全  高 :2,000mm以内
最大積載量:3,000kg以内
車両総重量:5,000kg以内

トラックの種類別に適用される交通規制があることを知っていますか?

トラックやバスには乗用車とは異なる交通規制が適応されます。トラックやバスに適用される交通規制には、どのような交通規制があるか知っていますか?トラック・バス向けの交通規制は10種類あります。具体的には下記の10種類の交通規制です。車種によって適用される交通規制が異なります。

・大型貨物自動車等通行止め
・大型乗用自動車通行止め
・大型自動車を含む車両(組み合わせ)通行止め
・危険物積載車両通行止め
・重量制限
・高さ制限
・最大幅
・指定方向外進行禁止
・一方通行
・特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め

MapFan(マップファン)は効率的な配送にデータ面で貢献できるように大型車の車種別交通規制データの整備に力を入れています。2023年秋の時点で、整備している交通規制データの数は2020年春と比較して約20倍に当たる376,220件にまで大幅拡大させています。

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MapFan(マップファン)が提供するトラック・バスの交通規制データには、上記で挙げた10種類の大型交通規制情報に加えて、全国の高速道路の出入口情報、東京都心の週末夜間規制情報などを整備しています。また、補助看板の条件に応じて、大型乗用車など他の車種の規制も対象となっています。これらのデータは、一般国道、都道府県道、市区町村道、農林道、港湾道路を含む全国の道路、特に幅が5.5m未満の細街路までカバーしています。

376,220件の交通規制データは、地図整備のために全国の道路を走行しながら5mごとに撮影した道路走行画像からAIを用いて標識などを自動抽出して整備しています。全国の道路を実際に走行し、膨大な道路走行画像を保有しているため、主要道路から細街路まで、大型車を含む様々な車種の交通規制データを整備することが可能なのです。

ジオテクノロジーズのトラックステーション関連データとは?

トラックドライバーが安心して休憩や買い物、トイレなどを利用できるよう、大型車でも利用可能な施設のデータをジオテクノロジーズは保有しています。具体的には、トラックステーション、道の駅、コンビニ、ガソリンスタンドなど、約78,000件のデータを整備しています。その内訳は、ガソリンスタンド約19,000件、コンビニエンスストア約59,000件、道の駅約1,200件、そして全国のトラックステーションを網羅しています。

日本国内のトラックステーションは、各地のトラック協会によって運営されており、全国のトラックステーションの一覧は、全日本トラック協会のウェブサイトで確認できます。
参照:全日本トラック協会 全国のトラックステーションの一覧

大型車が利用可能な施設は、トラックドライバーの長距離運転の際に重要な役割を果たします。トラックステーションや道の駅では、駐車場が広く、休憩所や食事施設、トイレなどが整備されており、トラックドライバーはゆっくり食事や休憩ができます。またトラックステーションや道の駅よりも数が多いコンビニやガソリンスタンドでは、急な燃料の補給、トイレ利用、ちょっとした買い物など便利に使えます。大型車で利用可能な施設のデータを活用いただくことで、トラックドライバーの疲労の軽減や安全運転に貢献できると考えています。

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また、MapFan(マップファン)の持つ大型車でも利用可能な施設データには、なくなってしまうとディーゼルエンジンがかからなくなってしまう「アドブルー(AdBlue®)」の取り扱いの有無もデータに含まれています

① アドブルー(AdBlue®)とは?
アドブルー(AdBlue®)は排出ガスの浄化に不可欠な高品位尿素水です。常温で保存可能な無色・無臭の液体で、この尿素水は、一部のディーゼルエンジン車に備わっている「尿素SCRシステム」で使用されています。「尿素SCRシステム」は、有害な排ガスをクリーンにするためのシステムで、窒素酸化物と反応し無害化する役割を果たしています。

② アドブルー(AdBlue®)が採用されるようになった経緯
アドブルー(AdBlue®)が使用されるようになった背景には、ディーゼルエンジン車の排ガス問題があります。大型トラックやバスなどに多く採用されるディーゼルエンジンは、有害な排ガスを排出し、それが大気汚染の原因と言われていました。このため、排ガス規制が強化され、「排ガスをクリーンにしなければならない」というニーズが高まりました。このニーズに応えて、「尿素SCRシステム」を搭載する車が登場しました。「尿素SCRシステム」は、有害な排ガスを無害化するシステムです。無害化する過程でアンモニアが必要になります。しかし、アンモニアは可燃性であり、車載するには危険です。そのため、尿素水の形で安全に車載できるアドブルー(AdBlue®)が使用されるようになりました。

③ アドブルー(AdBlue®)の補充目安となくなるとどうなる?
アドブルー(AdBlue®)の補充は、車種や走行条件によって異なりますが、おおよそ1,000キロメートル走行すると約1リットルが消費されるとされています。高速道路などの負荷の大きい走行を行う場合は通常走行よりもアドブルー(AdBlue®)は消費されます。高速道路などをよく利用する場合には通常走行より頻繁に補充が必要になることがあります。アドブルー(AdBlue®)は、尿素SCRシステムにおいて走行時常時消費されており、消費量に応じてアドブルー(AdBlue®)の定期的な補充が必要です。

アドブルー(AdBlue®)がなくなっても、車を使用している最中にエンジンが突然止まることはありません。が、アドブルー(AdBlue®)がなくなり一旦エンジンを停止すると再始動できなくなる可能性があります。走行中立往生しないようにアドブルー(AdBlue®)切れを起こさないように自分のトラックのアドブルー(AdBlue®)交換時期を確認して走行しましょう。

アドブルー(AdBlue®)の減り方は乗り方、車種や積載量によって変わります。積載量が多い大型トラックはなくなるのが早い傾向があります。 トラックメーカーによってアドブルータンクの容量は異なりますので、所有している車両のアドブルータンクの容量を把握しましょう。 アドブルー(AdBlue®)がなくならないように、アドブルー(AdBlue®)残量を定期的に確認し、走行可能距離を念頭に入れて補充しましょう。

 

物流2024年問題に対応するためにMapFan(マップファン)では、効率的な配送ルート検索を実現する大型車向け交通規制、トラックの現在位置を表示させる動態管理システムに必要な住所データ(逆ジオコーディング)、トラックドライバーが大型トラックで利用できるトラックステーション/コンビニ/道の駅/ガソリンスタンドのデータをご用意しています。
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