小学校の周りでよくみかける「ゾーン30」とは?MapFan DB(マップファンデータベース)のゾーン30データもご紹介!
皆さんは道路に書かれたゾーン30の文字をご存知でしょうか?
このゾーン30の文字が書かれた道路は住宅地や学校周辺の道路でよく見られますが、なぜゾーン30の文字が住宅地や学校周辺の道路に書かれているか知っていますか?今回は、知っていそうで、よく知らないゾーン30について紹介します。
皆さんは道路に書かれたゾーン30の文字をご存知でしょうか?
このゾーン30の文字が書かれた道路は住宅地や学校周辺の道路でよく見られますが、なぜゾーン30の文字が住宅地や学校周辺の道路に書かれているか知っていますか?今回は、知っていそうで、よく知らないゾーン30について紹介します。
ゾーン30とは?
ゾーン30は住宅地や学校周辺など生活道路の安全な通行を確保するために、最高速度を時速30キロに制限した特定のエリア(ゾーン)のことを指します。さらにゾーン30のエリア内では必要に応じて速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図るなどの、交通安全対策をとり歩行者や自転車の安全な通行を確保しています。
ゾーン30の狙いは何?
全体の交通事故(人身事故)の件数は減っていますが、5.5m以下の道路では減少率が鈍化しています。また、交通事故死傷者数は、車道幅員5.5m未満の道路の歩行者・自転車乗用中の死傷者が占める割合は、車道幅員5.5m以上の道路の約1.8倍となっています。このような事実を背景に、車道幅員5.5m以下の道路の安全性確保を目的とした生活道路対策がゾーン30なのです。
ゾーン30が住宅地や学校周辺など人々が生活するエリアに設定されることが多いのは生活道路対策だからなのです。
また、ゾーン30の区域では生活道路対策として自動車の通り抜け禁止などの安全対策を取られることもあります。
ゾーン30は、なぜ30キロで規制なの?
ゾーン30の多くが、なぜ主に住宅地や学校周辺など人々が生活するエリアに設定されているかを説明しました。
次に、ゾーン30がなぜ時速30キロに制限されているか知っていますか?ゾーン30の時速30キロには科学的な根拠があるのです。速度が高いと、衝突時の危険性が増し、重傷や死亡事故のリスクが高まります。そのリスクが速度によってどのように高まるのか「自動車の速度と歩行者の致死率(%)」のグラフを見て行きましょう。「自動車の速度と歩行者の致死率(%)」のグラフを見てわかるように30キロを超えたあたりから急激に致死率が上昇しています。30キロを起点に致死率が急激に上がっていくためゾーン30では時速30キロという制限速度を定めているのです。
ゾーン30が整備されて交通事故削減の効果はあるの?
警察庁交通局の統計から、ゾーン30の整備前、整備後の交通事故発生件数を比較すると、交通事故発生件数の削減効果が出ているとがはっきりと確認されています。
参照元:警察庁交通局「ゾーン30概要」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/kisei/zone30/pdf/zone30.pdf
ゾーン30プラスについて
ゾーン30プラスでは、ゾーン30と同様に最高時速30キロの区域規制に加え、車両の通行部分を狭める「狭さく」や、路面に凸部を設ける「ハンプ」などの物理的デバイス、大型車通行禁止、一方通行などを適切に組み合わせて、歩行者や自転車利用者などの安全性を高めています。
整備地区リンク先:https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/sesaku/syokai-jirei.html
ゾーン30内の道路では、速度取り締まりが行われることがよくあります。安全の確保が重要とされているエリアのためです。
ジオテクノロジーズのでは、全国のゾーン30のデータを自社整備しMapFan DB(マップファンデータベース)という製品として提供しています。このゾーン30のデータは、さまざまな用途で活用されています。たとえば、カーナビゲーションシステムでは、ゾーン30のエリアに入ると「ゾーン30です」と音声で注意喚起する機能が採用されています。
ジオテクノロジーズではゾーン30に加え、最高速度、一時停止、事故多発地点などの道路に関する安心安全に関するデータも自社で整備し提供しています。安心安全に関するデータや道路に関するデータに興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
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