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2019.06.18

雨の日こそ見に行きたい!都内のアジサイ名所を巡ってみた。

6月ですね。梅雨の季節です。雨というだけでなんとなく気分が下がってしまう人も多いのではないでしょうか。そんな憂鬱な梅雨の季節ですが、この時期にしか楽しめない美しい花もあります。アジサイ(紫陽花)です。日本原産のこの花は初夏や梅雨の時期にかけて花をつけます。アジサイの小さな花びらが丸く集まっている様は特別な美しさと情緒があり、多くの人を魅了してきました。最近ではテレビのバラエティ番組でもアジサイマニアが紹介されたりと、今何かと気になるアジサイの名所を回って見ました。

白山神社


都営三田線の白山駅から徒歩2分のこの神社は、都内有数のアジサイの名所です。毎年6月になると、白山神社から白山公園にかけて約3,000株の紫陽花が咲き誇ります。

白山神社は東京十社にも数えられる由緒ある神社で、その歴史はなんと西暦948年にまで遡ります。948年の創建の後何度かの移転を繰り返し、1655年に現在の土地に落ち着きました。江戸時代の古地図で確認してみると、しっかりと「白山権現」の文字があります。権現(ごんげん)とは、明治時代以前の日本で仏教と神道が融合した「神仏習合」における神号で、権現(社)と呼ばれていた神社が多くあったそうです。神社で見るアジサイは、より一層の趣があります。

飛鳥山公園

次は東京都北区の飛鳥山公園です。こちらでは無料のモノレール、「アスカルゴ」に乗れるんです!名前の通りカタツムリのように丸くてかわいい車両が、飛鳥山をゆっくりと登っていきます。アジサイにカタツムリ。名コンビです。今年の梅雨は、飛鳥山公園で「アスカルゴ」に乗ってアジサイを楽しみましょう。

また、飛鳥山公園のJR線路沿いにはアジサイが並ぶ【飛鳥の小径】があります。長さ約350メートルほどの小径に約1,300株のアジサイがずらりと並んでいて、見ごたえがありました。
(狭いので、混雑時は注意が必要そうです。。)

上野恩賜公園

サクラや不忍池、博物館・美術館などで有名な上野恩賜公園ですが、実はアジサイの名所でもあるのです。サクラに比べて知名度がないためか、意外にも空いているんだとか。美術館や博物館もあるので、雨の日のお出かけにも良いかもしれませんね。傘をさして見るアジサイは、また一段と美しく見えます。

(画像をクリックすると、Map

上野公園 地図

井の頭線のアジサイ

こちらは電車の線路脇のアジサイです。京王井の頭線の沿線にはアジサイが植えられています。その数、なんと26,000株以上!圧倒されます。主な見どころとしては、東松原駅〜明大前駅間、西永福駅〜浜田山駅間、久我山駅〜三鷹台駅間などがあります。

このアジサイは観光や景観美化のためだけではなく、実は「土留め」の役割も果たしているそうです。アジサイは地中深くに根を張るために、斜面の土砂崩れなどを防ぐ効果があるのです。箱根登山電車の線路際にも多くのアジサイが植えられています。美しいだけでなくしっかりと線路を守ってくれていたのですね。頭が下がります。

さて、今回は都内のアジサイの名所を巡ってみました。
雨が続く季節を考えると少し気持ちが落ち込んでしまいますが、きれいなアジサイのことを思えば梅雨も楽しみになりますね。青やピンクや紫の小さな雨傘が、今年もきっと私たちを待っています。

 

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