音声自動翻訳の精度改善に地図データ?
言語も違うし、土地勘もない。海外へ行くと、分からない駅名や場所の名前が出てきて、それだけで目的地に着くまでに一苦労ですよね。
近年は日本への外国人観光客も増え、2018年の観光者数が3,000万人を超えたと日本政府観光局(JNTO)から報告がありました。
国内にいても外国人に案内をする機会が増えています。外国人も私たちが海外へ旅行する時と同じように、たくさん苦労することがあります。そんな中、外国人向けの案内、自動翻訳といったインバウンドビジネスがますます拡がりを見せています。
言語も違うし、土地勘もない。海外へ行くと、分からない駅名や場所の名前が出てきて、それだけで目的地に着くまでに一苦労ですよね。
近年は日本への外国人観光客も増え、2018年の観光者数が3,000万人を超えたと日本政府観光局(JNTO)から報告がありました。
国内にいても外国人に案内をする機会が増えています。外国人も私たちが海外へ旅行する時と同じように、たくさん苦労することがあります。そんな中、外国人向けの案内、自動翻訳といったインバウンドビジネスがますます拡がりを見せています。
観光庁の多言語対応の整備方針
旅行先で地図アプリを開いたときに目的地の名称が統一されてなかったら…不便だし、目的地の場所を探すだけで苦労してしまいます。実は、目的地の名称は統一されていなかったり、表記規則がバラバラということはよくあります。そんな現状もあって、日本政府は日本をより良い観光立国にするために、訪日外国人観光客に快適・円滑に移動・滞在してもらうための「多言語対応の改善・強化のためのガイドライン(※)」を策定しています。各自治体もそのガイドラインに準じて整備を進めています。
外国人のホスピタリティを支える『音声自動翻訳機』のデータ
道に迷った外国人に話しかけられることってありますよね。訪日外国人観光客が増え、実際に駅員さんやお店の方が、道案内する機会が増えています。しかし、外国語を話せない方もまだまだ多く、勉強をするのも一苦労です。そこを助けてくれるのが『音声自動翻訳機』です。
『音声自動翻訳機』は、1.まず日本語を音声認識する、2.次に日本語を英語に自動翻訳する、3.最後に英語で読み上げる、という流れで翻訳を行います。
機械学習やAIの発展で翻訳自体の精度は高くなってきましたが、いまのところあくまで自動翻訳といった学習ができる部分に限られます。そのため音声認識の段階ではガイドラインにのっとった正しい読みデータを伝えることが大切になってきます。
例えば“御花畑駅“の音声を認識する際、【おはなばたけえき】という読みデータ(辞書データ)があると駅名を認識することができ、【Ohanabatake-station】と翻訳されます。読みデータがない場合は【Flower garden Station】と認識して、誤った翻訳になることがあります。
外国人観光客の目的地となる固有名詞の翻訳は意外と難しく、正しい音声分解や、その翻訳データが不可欠となります。
ジオテクノロジーズの多言語翻訳データについて
もともとナビデータの整備をしているジオテクノロジーズ(旧インクリメントP)では、目的地となる駅や施設を網羅し、日本語名や英語、その他外国語のデータ整備を環境庁のガイドラインにのっとっておこなっています。例えば、[Asakusa-dori]ではなく[Asakusa-dori Ave]とデータを作ることで、訪日外国人がより「意味」を理解できる翻訳データを作成しています。また公称表記の一致にも努め、訪日外国人観光客へのおもてなしをサポートできるデータを作成しています。
多言語翻訳データにご興味ありましたら、ぜひお問い合わせくださいませ。
※参考URL:多言語対応の改善・強化のためのガイドライン
法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから
法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから