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2025.04.02

メッシュマップとは?標準地域メッシュや各種施策での活用例も解説

メッシュマップとは、ある地域を網の目(メッシュ)状の区域に分けた地図のことです。メッシュはほぼ同一の大きさ・形状に区切られており、メッシュマップと統計データを組み合わせると地域ごとの統計データの比較がしやすいことなどから、行政や民間企業におけるさまざまな施策に活用されています。

そこで本記事では、メッシュマップの基礎知識や、国が設定した標準地域メッシュ、行政や民間企業における活用例を解説します。メッシュだけでなく、点列で人流データを取得できるジオテクノロジーズのサービスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

メッシュマップとは、地域をメッシュ状の区域に分けた地図のこと

メッシュマップとは、緯度・経度にもとづき、地域を隙間なく網の目(メッシュ)状の区画に分けた地図のことをいいます。

メッシュマップの特徴のひとつは、メッシュのない地図に比べ、位置を特定しやすいことが挙げられます。例えば、ガイドブックなどに掲載されている地図には、線が引かれメッシュ状に区切られています。区切られたメッシュに記号や番号を割り振ると、その地域のことを知らない人でも、建物などの場所がわかりやすくなるでしょう。

また、統計データと組み合わせることでメッシュ間のデータの比較がしやすいことも、メッシュマップの特徴です。例えば、複数の地域の昼間人口や夜間人口を比較したい場合、人口をメッシュの色の濃淡などで表現すれば、地域間の人口の差がひと目でわかります。この性質から、メッシュマップは統計データの比較に使われ、都市計画の策定や防災計画、新規出店の際の立地選定、マーケティングなどに利用されているのです。

国が統計に用いるために設定した標準地域メッシュ

地域の統計に用いることを目的として、総務省が緯度・経度にもとづき定めたメッシュマップを「標準地域メッシュ」といいます。

標準地域メッシュには、区分方法によっていくつかの種類がありますが、主な種類は下記のとおりです。

第1次地域区画(1次メッシュ)

第1次地域区画(1次メッシュ)とは、全国の地域を緯度40分・経度1度の間隔で区分した区画のことです。各区画の1辺はおよそ80kmとなっています。国土地理院が発行している20万分の1地勢図に採用されています。

■第1次地域区画(1次メッシュ)

第1次地域区画(1次メッシュ)

第2次地域区画(2次メッシュ、統合地域メッシュ)

第2次地域区画(2次メッシュ、統合地域メッシュ)は、第1次地域区画を縦横に8等分した区画です。各区画の1辺は約10kmとなっています。国土地理院が発行している2万5,000分の1地勢図に採用されています。

■第2次地域区画(2次メッシュ、統合地域メッシュ)

第2次地域区画(2次メッシュ、統合地域メッシュ)

第3次地域区画(3次メッシュ、基準地域メッシュ)

第3次地域区画(3次メッシュ、基準地域メッシュ)とは、第2次地域区画を縦横に10等分した区画のことです。各区画の1辺は約1km。国勢調査の地域メッシュ統計に採用されています。

■第3次地域区画(3次メッシュ、基準地域メッシュ)

第3次地域区画(3次メッシュ、基準地域メッシュ)

そのほかの地域メッシュ

地域メッシュには、基準地域メッシュをさらに分割したものや、基準地域メッシュを統合したものなどがあります。基準地域メッシュ以外の主な地域メッシュは、下記のとおりです。

<分割地域メッシュ>
・2分の1地域メッシュ(4次メッシュ):3次メッシュを縦横に2等分した区画
・4分の1地域メッシュ(5次メッシュ):2分の1地域メッシュを縦横に2等分した区画
・8分の1地域メッシュ(6次メッシュ):4分の1地域メッシュを縦横に2等分した区画

<統合地域メッシュ>
・2倍地域メッシュ:2次メッシュを縦横に5等分した区画
・5倍地域メッシュ:2次メッシュを縦横に2等分した区画
・10倍地域メッシュ:2次メッシュと同じ

標準地域メッシュに統計データを組み合わせることで、各種施策に活用が可能

前述のとおり、標準地域メッシュは地域の統計などに活用されており、地域ごとの統計データを編成したものを「地域メッシュ統計」といいます。

標準地域メッシュは位置や区画が固定されているため、地域メッシュ統計ではメッシュ間のデータの比較を容易に行うことができます。

また、市区町村といった行政区域の変更、地形の変化などによる調査区の設定変更の影響を受けることなく、特定の地域の変化を時系列で追える点も大きなメリットです。このような特性から、地域メッシュ統計は、行政や民間のさまざまな施策に幅広く活用されています。

地域メッシュ統計の活用例

地域メッシュ統計は、行政・民間企業のさまざまな施策に役立てられています。地域メッシュ統計の主な活用例は、下記のとおりです。

都市計画

地域メッシュ統計の活用例のひとつに、都市計画があります。メッシュマップを使い、中心市街地の人口、年齢構成、人口密度、利用交通手段などを把握し、その統計データをもとに中心市街地の変化とその因果関係を調査。街の活性化施策に活かしていきます。

このほか、インフラ整備や公共交通機関の整備計画策定などにも、地域メッシュ統計が活用されるケースが少なくありません。

防災対策

地域の防災対策でも、地域メッシュ統計が活用されています。例えば、ハザードマップや防災地図を作成する際には、統計データが編成された地域メッシュ統計の活用が不可欠です。

また、災害時の避難場所の位置、必要数の検討にも、地域メッシュ統計にもとづいた人的・経済的被害の想定結果などが使われています。

新規出店計画

民間企業においては、新規出店計画を立てる際に地域メッシュ統計が活用されています。出店計画を立案するには、商圏分析や競合店舗の分析などが必要です。これらを行うには、出店候補エリアの消費者の数、年齢、世帯数、昼間・夜間人口といったデータを確認しなくてはなりません。

地域メッシュ統計を使えばこういった統計データが確認でき、最適な出店場所を見つけやすくなります。

マーケティング

地域メッシュ統計は、マーケティングにも活用されています。マーケティングの過程では、ターゲットユーザーのニーズに応える商品開発を行い、ユーザーが来店する時間帯に合わせて営業時間や仕入れのタイミングを調整することが必要です。

メッシュマップに人流データを表示し、来店するユーザーの数や年齢、来店の時間帯を曜日ごとに可視化すれば、こうしたマーケティング施策を検討しやすくなります。

メッシュマップに人流データを組み合わせ、マーケティングに活用しよう

特定の地域をメッシュ状の区域に分けたメッシュマップは、メッシュのない地図に比べて位置の特定がしやすく、メッシュ間でのデータを比較しやすいといえます。その特徴から、都市計画や防災対策、新規出店計画、マーケティングなどに活用されているのです。

ジオテクノロジーズでは、ポイ活アプリ「トリマ」から取得した膨大なモバイルGPSデータを、125m四方のメッシュで統計した「Geo-People(人流データ)」を提供しています。「Geo-People(人流データ)」には、アプリユーザーの年齢や性別といった10種類以上の属性データも含まれているほか、人の流れを点列によって詳細に把握可能です。これらをメッシュマップと組み合わせれば、ユーザー行動をより具体的に把握でき、さまざまなマーケティング施策に活用できるでしょう。

メッシュマップを用いたマーケティングを実施したい事業者様は、ぜひジオテクノロジーズにご相談ください。




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