若者の「クルマ離れ」は本当か?ジオマリサーチが解き明かすZ世代の車購入意向の意外な結果! ~Z世代とバブル世代の人気車種ランキングも発表~
ジオテクノロジーズが運営するM2Eアプリ「トリマ」は、累計ダウンロード数1400万を超え、多くのユーザーに対してアンケートを取ることができる「ジオリサーチ」というサービスを提供しています。
今年1月に「ジオリサーチ」で、約20万件の回答を回収するクルマに関する大規模調査を実施しました。最近若者の「クルマ離れ」が注目を集めていますが、この大規模調査の結果分析を進める中で、見えてきたZ世代(18歳~27歳)の車の購入意向や人気車種についての意外な結果を、クルマへの関心が高いといわれるバブル世代(53歳~57歳)と比較しながら報告します。
ジオテクノロジーズが運営するM2Eアプリ「トリマ」は、累計ダウンロード数1400万を超え、多くのユーザーに対してアンケートを取ることができる「ジオリサーチ」というサービスを提供しています。
今年1月に「ジオリサーチ」で、約20万件の回答を回収するクルマに関する大規模調査を実施しました。最近若者の「クルマ離れ」が注目を集めていますが、この大規模調査の結果分析を進める中で、見えてきたZ世代(18歳~27歳)の車の購入意向や人気車種についての意外な結果を、クルマへの関心が高いといわれるバブル世代(53歳~57歳)と比較しながら報告します。
自動車の消費者データ:調査概要
2023年1月に現在車を持っている人に対して、将来の購入意向や欲しい車など自動車に関するアンケート調査を実施、わずか2週間という短期間で全国各地から約20万件の回答を回収できました。2週間という短期間で20万件もの膨大なデータを回収できることは、ジオリサーチの強みの一つです。
調査.では、10代から60代まで幅広い年齢層の方に約40問の多岐にわたる車に関する設問に回答してもらいました。その回答の中から、「若者のクルマ離れ」が進んでいるといわれているZ世代と自動車購入意向が高いといわれているバブル世代の自動車購入意向や欲しい車の車種の結果を切り取って比較してみました。
本調査の概要:
Z世代とバブル世代のクルマの購入意向の差はどのくらい?
「若者のクルマ離れ」は本当なのか?を明らかにするため、Z世代とバブル世代別に将来的の自動車の購入意向を比較しました。
Q.あなたは、将来的に車を買い替える・買い増すことがありそうですか。
結果、「将来車を買い替える・買い増すことがある」という、Z世代の回答結果はバブル世代と比較するとややひくいものの50%以上の人が自動車購入意向を持っていることがわかりました。
自動車購入意向が高いといわれるバブル世代との差も約12%、「若者のクルマ離れ」が叫ばれていますが見方によっては若者の車の購入意欲は低くないといえます。
Z世代、バブル世代別人気車種ランキングでは、世代による大きな差が判明!
Z世代の人気車種ランキング(18歳-27歳のZ世代)
実際に自動車を購入したい若者たちは、どのようなクルマを求めているのでしょうか。日本の自動車市場においてよく売れている軽自動車、ミニバン、SUVのジャンルごとにランキングを作ってみました。
軽自動車のランキングでは、8年連続で軽自動車販売台数No.1を獲得しているN-BOXが人気の1つとして浮上しました。さらに、タントやスペーシアなどのハイトールワゴンも多くランクインしており、遊び心のある車種も人気を集めていることがわかります。
ミニバンのランキングでは、高級でラグジュアリーなイメージの代表的な車種であるアルファードがトップを獲得し、ランキングの上位はトヨタが占め強さが目立ちます。また、Z世代では家族や仲間でのお出かけに便利なノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンも根強い人気があります。
SUVのランキングでは、高級志向のハリアー、ランドクルーザー、ラングラ、ミッドレベルのCX-5やヴェゼル、ライズなどの小型SUVまで一部の車格に集中せず幅広く支持を集めていることがわかりました。
では、次にバブル世代の人気車種ランキングを見てみましょう。果たして差がでているでしょうか?
バブル世代の人気車種ランキング(53歳-57歳のバブル世代)
53歳~57歳のバブル世代人気車種にはどのような傾向が見られるのでしょうか。
Z世代と同様に軽自動車、ミニバン、SUVの順に特徴を見て行きましょう。
軽自動車のランキングでは、ワゴンR、ムーブ、DAYSといったトールワゴンがバブル世代の人気を集めました。一方で、Z世代に人気のあったハスラーやラパン、ムーブキャンバスなどはZ世代と比較するとランキングは低い順位となりました。バブル世代では、1993年に登場し当時絶大な人気を誇ったワゴンRを代表とするトールワゴンタイプが人気だということがわかります。
ミニバンのランキングでは、運転しやすいサイズのシエンタやフリードなどの小型ミニバンが大きく躍進しました。バブル世代にとって、扱いやすさや実用性が重視される傾向が見受けられます。
SUVのランキングでは、長い歴史を持つ名車であるフォレスターやカローラがバブル世代に人気となりました。彼らにとっては、歴史や信頼性が重要な要素となっているようです。
以上の結果から、「若者のクルマ離れ」が叫ばれていますがZ世代の若者たちも必ずしも車の購入意欲が低いとはいえないという意外な結果と、購入したい車種はZ世代とバブル世代では大きな違いがありZ世代の購入意欲を高めるためにはZ世代の好みに合わせた車が必要であろうという2つの結果がわかりました。
今回はジオマリサーチを用いた自動車に関する大規模調査の結果の一部を「若者のクルマ離れ」という観点から主にZ世代について切り取りご紹介しました。
今回の自動車に関する大規模調査のデータに関する詳細なお問い合わせ、およびジオリサーチに関するお問い合わせは下記のフォームよりジオテクノロジーズご連絡ください。
法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから
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