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2023.05.15

東京大学との共同研究にて人流データを分析し、「よく歩く街」ランキングを発表!

次世代スマートシティや健康街づくりのための歩行者にフォーカスした高密度・高精細な人流データによる人の歩行者分析が、都市計画や公共政策分野で注目されています。

これまでスマートシティの研究分野では人流データを活用して車の移動や人の滞在などが分析されていましたが、人々の移動を捉え、分析するために十分なレベルの人流データが存在しなかったため、歩行者の移動にフォーカスした人流データ分析は、ほとんど行われていませんでした。累計DL数1,300万超のM2Eアプリ、トリマユーザーから取得しているモバイルGPSの取得ピッチの細かいジオテクノロジーズの人流データを使えば歩行者分析が可能になります。

ジオテクノロジーズと東京大学空間情報科学研究センターは、この高精度な人流データを活用し、歩行者の動きにフォーカスした共同研究に着手、今回は健康街づくりの観点で人流データから歩行者の移動を抽出して一人当たりの平均距離を集計し「よく歩く街ランキング」を作成しました。ランキングを作成したデータを基に様々な切り口で行った分析結果をご紹介します。

東京大学との共同研究にて人流データを分析し、「よく歩く街」ランキングを発表!

「よく歩く街ランキング」1位になったのは神奈川県逗子市!

一都三県184市区の都市を対象に、週末と平日のジオテクノロジーズの人流データ活用、歩行者分析を行い、よく歩く街をランキングしました。

結果、神奈川県の逗子市が、週末・平日ともに1位に輝きました。逗子市はじめとする週末ランキング上位の市区は、東京都心からアクセスが良く、海と山に囲まれた緑豊かな環境の郊外ベッドタウンであることが共通点です。

一方で、週末は上位に東京23区が多数ランクインしていることも特徴的です。これは、職住近接により、平日はオフィスまでの移動が少ないですが、週末は活発的に移動することが多いと推察されます。


<「よく歩く街ランキング」平均歩行距離算出のための対象人流データと集計手順>

・対象
【データ】「トリマ」ユーザー 約110万人
【エリア】1都3県の184市区
【期 間】2022年3月~5月の人流データ

・集計手順
人流データから「歩行」と特定できた移動の距離を算出
人流データからユーザーごとの居住地を市区町村に分類
市区町村ごとに、徒歩の移動距離の一人当たり平均値を算出(平日と週末)

歩行者平均移動距離を市区別にヒートマップ化。平日・週末の移動距離を市区別に可視化。都市と郊外に意外な違いが。

「よく歩く街ランキング」を市区別の歩行者平均移動距離を移動距離が長い市区の色を濃く短い方が薄く色別で地図にマッピングし特徴を探りました。
結果、各市区別の平日・週末の歩行者の移動距離の特徴が見えてきました。

全体的にみると、平日よりも週末の歩行距離の方が短く(薄く)なる傾向があります。これは、週末には家でのんびり過ごす人が多く、外出する機会が減るためと考えられます。一方で、歩行距離が長くなっている傾向があり平日は仕事や学校などで外出する機会が多いためと推測できます。
個別の市区で傾向を見ると逗子や成田など郊外エリアでは、平日週末ともに歩行距離が長く(濃く)なる傾向があり、一方で、東京23区は、週末の方が歩行距離が長く(濃く)なる傾向が見えます。このマッピングでも先ほど説明した郊外ベットタウンや職住が接近した東京23区の特徴が表れています。

地域ごとの特徴を2次元プロットで可視化!

週末の平均歩行距離を縦軸に、横軸に平日の平均歩行距離をとり、各市区をプロット(2次元プロット)し傾向を分析しました。この2次元プロットから分かることは、週末の歩数と平日の歩数が強い相関関係にあることです。つまり、平日の歩数が多い人は、週末も歩数が多く、逆に平日の歩数が少ない人は、週末も歩数が少ない傾向があるということです。

しかし、相関関係から外れる市区もあり、例えば東京23区の千代田区や港区などは、平日は歩行距離が短いのに週末は長くなる傾向がしっかりと表れており、市区により傾向の違いを可視化することができました。

2次元プロット・全体平均(2022年3~5月)

日照時間による歩行距離の変化を発見!人流データが季節による人間行動の変化を可視化!

今度は平均歩行距離の期間比較を行い季節的な変化や傾向を見てみました。具体的には、3-4月と5月の歩行距離の差異を見てみました。5月が3-4月よりも平均歩行距離が上がることが分かりました。この結果からは、春から夏にかけて気温が上がり、日照時間が長くなるため、人々が屋外で活発的に過ごす傾向があると考えられます。

2次元プロット・期間比較

ジオテクノロジーズと東京大学は、今後も研究結果をスマートシティやMaaSに関連する自治体や民間企業に共有し、連携しながら地域住民の健康増進に貢献していきます。

 

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