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2021.01.07

CRM / SFAで見過ごされがちな顧客情報管理の問題点。地図会社だからできるアプローチ−住所クレンジング(住所正規化)とは?

「部署間のデータ統合のために顧客情報を整理しているけど、大変すぎる!」
「CRM / SFAを導入してみたけど、うまくいかない・・・。」
こんな状況を経験したことはないでしょうか?

近年CRM / SFAツールの登場によって、ますます重要になっているデータ活用。企業が保持している顧客情報は、何よりも大きな武器です。社内に眠るデータをうまく活用できれば、売上を大きく伸ばすこともできるでしょう。

しかし、顧客情報のメンテナンスは大変な作業でもあります。多くの項目をチェックしながら正しいフォーマットに落とし込むには、大量の時間と人手が必要です。CRM / SFAツールも、元の顧客情報がしっかりしていないと、十分な効果を見込めません。

大変な情報整備の作業ですが、地図会社の住所クレンジング(住所正規化)が有効なことが分かってきました。

住所クレンジング(住所正規化)とは?

住所クレンジング(住所正規化)とは、文字通り、住所の表記を統一・正規化するプロセスです。

耳慣れない言葉かもしれませんが、実は住所を管理する上では欠かせない作業です。

普段何気なく使用している住所。一口に住所と言っても、住所には様々な表記方法があります。
例えば以下の4つの住所。表記は違いますが、全て同じ住所です。

その他にも、「霞ヶ関」と「霞が関」、「壺川」と「壷川」(異字体)など、住所が同じでも表記が異なって表記されることがよくあります。

◎地名に含まれる「ヶ,ケ,が,ガ」や「の,ノ」による表記ゆれ   千代田区 霞が関 (「が」)   千代田区 霞ヶ関 (「ヶ」)   京都市 左京区 吉田 牛の宮町 (「の」あり)   京都市 左京区 吉田 牛宮町 (「の」なし)  ◎字体による表記ゆれ   那覇市 壷川    那覇市 壺川  (「壷」「壺」(つぼ)の漢字が異字体)  ◎送り仮名による表記ゆれ   京都市 中京区 本屋町通二条下る (送り仮名あり)   京都市 中京区 本屋町通二条下 (送り仮名なし)

こうした表記ゆれを統一して“正規化”された住所に書き直すことを、住所クレンジング(住所正規化)と言います。

CRM / SFAにおいて住所の表記ゆれは、大きな問題です。まず、表記ゆれがあると、住所によるソート・絞り込みや計測がうまく機能しません。「霞ヶ関」と「霞が関」が混在していては正確に数えることはできませんし、これらに手動で対応しようとすると手間やミスが発生してしまいます。結果、非効率な作業により無駄なコストがかかってしまいます。

他にも、表記が違う住所であるために、同じ人物を重複して認識してしまう場合もあります。お客様に2回も同じ内容のご案内をしてしまえば、きっと印象はよくないですよね。不備のある住所データを運用することで、間接的に企業のブランドを損ねてしまうのです。

また、住所クレンジング(住所正規化)では、表記ゆれだけでなく、古い住所を新しい住所に正すことも行います。市区町村の統廃合等で住所が変わってしまった場所は、少なくありません。歴史のある企業では、こうした古いデータが整備されずに残ってしまっているケースがあるようです。当然、古い住所のままでは、正確なデータ分析もスムーズな配送も難しいですよね。

◎古い住所から現在の住所への住所正規化 沖縄県中頭郡勝連町石川東山1 (古い住所) →沖縄県うるま市石川東山1丁目 (現在の正しい住所)​

こうしたことを防ぐために、住所クレンジング(住所正規化)を行い、統一されたフォーマットで住所を管理することが重要なのです。

CRM / SFAを活用していくためにも、まずはしっかりと「利用できる」状態に顧客情報を整備すること。これがCRM / SFAの第一歩です。

住所クレンジング(住所正規化)のメリット1:住所表記ルールの統一

まず、住所クレンジング(住所正規化)のメリットの一つが、住所表記ルールの統一です。

前述の通り住所に表記ゆれがあると、顧客情報として不完全なものになってしまいます。これを正すことでCRM / SFAに利用できるデータに整備できます。
インクリメントPの住所クレンジングでは、処理の中で変更があった箇所のログが残るため、住所クレンジングによってどこに変更があったのかも明瞭に確認できます。

加えて、不完全な住所や実際には存在しない番地など、無効な住所を検出することも可能です。これは地図会社であるインクリメントPのデータベースがあるからこそできる機能ですね。
インクリメントPでは自社が保持する4,000万件以上の住所データをもとに、住所クレンジング(住所正規化)を行っています。

住所クレンジング(住所正規化)APIを通すことで、 存在しない住所や無効な住所を検出。

加えて、住所階層(都道府県、市区町村、建物名などの階層)ごとに要素を分割できるため、ソート・絞り込みでの検索がしやすいのも特徴です。

これらをそれぞれエクセルのカラムに入れておけば、エクセルなどの一般的なツールでも地区ごとの集計・分析が簡単に行えるようになります。

住所クレンジング(住所正規化)のメリット2:名寄せ

住所クレンジング(住所正規化)の2つ目のメリットは、住所による名寄せです。

顧客情報管理のシステムでは、住所をユーザー識別要素の一つとしている場合があります。住所が同じなのに表記が異なるために、重複して顧客を認識していませんか?重複したユーザーを名寄せしないで放置しておくと、以下のような影響があるかもしれません。

◎重複して同じ内容の案内を送ってしまう  ◎個人に紐づく行動データを正確に取得できない  ◎抽選等に複数回応募できてしまい、不正が起こる

いずれも、野放しにしてしまえば、影響は小さくないでしょう。こうした問題も、使い方によっては住所クレンジング(住所正規化)で解決できます。

インクリメントPの住所クレンジング(住所正規化) 3つの使用例!

インクリメントPでは、地図整備で培った信頼のある情報をもとに、Web APIでの住所クレンジング(住所正規化)をご提供しております。業界屈指の件数、鮮度を誇る住所データベースは、地図を専門に扱うインクリメントPだからこそ実現できる特徴です。

 

使用例1:顧客データの整備

もっともシンプルな使い方です。顧客の住所情報を正規化してフォーマットを統一し、CRM / SFAで運用できる状態のデータに直します。
例えば、アンケート用紙、請求書、お客様カードなど、様々な入力フォーマットにより個別に収集された顧客データの統合や、顧客情報の重複登録の回避に活用できます。

 

使用例2:Webサイトフォームへの組み込み

インクリメントPでは、Web APIで住所クレンジングをご提供できます。csvファイルを流し込むだけでなく、住所クレンジングのWeb APIをWebフォームなどに組み込むことも可能です。抽選申し込みのWebサイトフォームに組み込めば、無効な住所や重複した住所を使った複数回の申し込みを防ぐことができます。
近年、転売ヤーの存在が問題になっていますが、こうした問題への対策の一つになるでしょう。

 

使用例3:配送用住所ラベルの印刷に

少し変わったところでは、住所クレンジングの仕組みを利用して、配送用の住所ラベル印刷に使用することもできます。

「宛先住所を印刷したが、長くておさまらない。」

「印刷した宛先住所のバランスが悪い。」

配送業務の中で、こういったご経験はないでしょうか?住所クレンジングでは住所階層ごとに住所を分割するため、整然として収まりのよい宛先住所を印刷することができます。

さて、今回は住所クレンジング(住所正規化)についてお話しました。

顧客情報に不備があれば、大切なご案内も、重複したり、逆に配送できなかったりします。また、顧客情報が不完全では、正確な集計・分析は行えません。
CRM / SFAツールも、元データが正しく整備されていないと本来の効果が出ない。盲点になりやすいですが、実は重要なポイントです。CRM / SFAや顧客情報の整備でお困りのご担当者様は、ぜひ住所情報を見直してみてはいかがでしょうか?

これからのデータ活用に向けて、それぞれの部署でバラバラに管理されていた顧客情報を、フォーマットを整えて統合する。これは大変な作業です。データ統合の事務作業で現場が疲弊してしまっては、本末転倒。住所クレンジング(住所正規化)を利用して、事務作業を少しでも楽にしてください。

 

住所クレンジング(住所正規化)サービスの詳細はこちら >

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