インターチェンジとは?高速道路のジャンクションとの違いを理解しよう!
高速道路や有料道路のネットワークは、年々拡大・進化し私たちの移動をより便利にしてくれています。また、高速道路や有料道路のネットワークの拡大・進化に伴い高速道路の出入口のあるインターチェンジも絶えず進化し続けています。
今回は道路ネットワークデータや高速道路施設、高速料金などのデータを自社で整備し、提供しているMapFanがインターチェンジについて詳しく解説します。
高速道路や有料道路のネットワークは、年々拡大・進化し私たちの移動をより便利にしてくれています。また、高速道路や有料道路のネットワークの拡大・進化に伴い高速道路の出入口のあるインターチェンジも絶えず進化し続けています。
今回は道路ネットワークデータや高速道路施設、高速料金などのデータを自社で整備し、提供しているMapFanがインターチェンジについて詳しく解説します。
インターチェンジとは?
インターチェンジとは一般道と高速道路が交わる点、つまり高速道路の出入り口のことを指します。主に本線車線、変速車線、そして連絡路で構成され、有料道路の場合は料金所が設けられています。
日本全国には2,000箇所以上のインターチェンジが設置されており、これらのほとんどが有料道路の出入り口として機能しています。料金の支払い方法としては、一般に現金やクレジットカードが用いられますが、最近ではETC専用レーンが各インターチェンジに設置されていることが多く、事前にETC車載器を装備していれば、停車せずにスムーズに料金所を通過することができます。今後支払方法は現金からETCレーンでの支払いが主流になっていく見込みです。
インターチェンジとジャンクションの違い
ジャンクション(JCT)は、高速道路同士を直接繋ぐ特殊なインターチェンジ(IC)で、通常のインターチェンジ(主に一般道との接続および料金徴収を目的とする)とは異なる概念として区別されています。インターチェンジ(IC)とジャンクション(JCT)について国土交通省では下記のように定義しています。
インターチェンジ(IC)とは、立体交差する道路相互間、または近接する道路相互間を連絡路によって立体的に接続する施設。一般的に本線車線と変速車線および連絡路から構成され、有料道路の場合には必要により料金所が併設されます。
ジャンクション(JCT)は、高速道路相互を直接接続するインターチェンジのことを通常のインターチェンジの概念(一般道路との出入を目的とし、料金徴収施設が併設されている)と区別するため、用いられている用語です。
出典:国土交通省 用語より
インターチェンジの種類
a.一般のインターチェンジ(IC)
通常のインターチェンジ(IC)は、上り線と下り線それぞれの出入り口を備えており、合わせて4方向からアクセス可能な構造になっています。
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b.ハーフインターチェンジ(IC)
インターチェンジ(IC)は、通常、上り線と下り線のそれぞれに入口と出口があり、合計4方向からの車の出入りが可能というのが基本的な構造です。ただし、このような全方向の出入りが可能ではないインターチェンジ(IC)も存在します。特に、2方向のみ機能するタイプのインターチェンジ(IC)をハーフインターチェンジ(IC)といいます。
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c.クォータインターチェンジ(IC)
インターチェンジの中で1方向のみが機能しているタイプは、クォーターインターチェンジ(IC)と呼ばれています。
d.スマートインターチェンジ(IC)
スマートインターチェンジ(IC)は、高速道路やサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)などと一般道を結ぶために設けられています。スマートインターチェンジ(IC)の特徴は構造がシンプルことです。また、スマートインターチェンジ(IC)を利用できるのは、ETC車載器を搭載した車に限定されています。一般の料金所ではETC専用レーンでは徐行し停止せずに通過できますが、スマートインターチェンジ(IC)ではバーの前で必ず停止しなければ通過できません。スマートインターチェンジ(IC)の利用はETC車載器を搭載した車に限られるため通行できる車が制限されるため通行がスムーズになります。
また、通常のインターチェンジ(IC)と比較して料金所の設置が容易で、ETCでの料金徴収に限られ人による現金徴収がないため人件費の削減も可能なため、設置が進めやすいという利点があります。
スマートインターチェンジ(IC)には大きく分けて本線直結型とSA・PA接続型の2種類があります。
e,地域活性化インターチェンジ(IC)
インターチェンジ(IC)の周辺地域には、企業の工場や倉庫、飲食店、宿泊施設などが集まり経済効果が期待されます。そのため、地域の活性化を促進する目的で、地方公共団体が主導してインターチェンジ(IC)の設置が行われることがあります。酒々井インターチェンジや黒磯板室インターチェンなどが地域活性化インターチェンジに当たります。
高速道路料金・ルート検索エンジン、ドライブコンパスでの各インターチェンジ(IC)の表示
NEXCO中日本が提供する便利な高速道路の料金・ルート検索サービス「ドライブコンパス」では、インターチェンジ(IC)の種類を視覚的に理解しやすくするため、通常のインターチェンジ(IC)、ハーフインターチェンジ(IC)、クォータインターチェンジ(IC)を扇形のパターンで分かりやすく表現されています。
インターチェンジ(IC)を利用する際に注意すべきポイント
インターチェンジ(IC)を走る際に気を付けること
・逆走は絶対にしない
・インターチェンジ(IC)の位置を事前に確認する
・他の車の動きを注意深く確認する
・ETC専用レーンは20km以下に減速して走行する
目的地までのルートやインターチェンジ(IC)の数を把握し、特にスマートインターチェンジ(IC)や料金所のあるインターチェンジ(IC)では、車の出入りが多いため、他の車に注意して走行しましょう。ETC専用レーンを利用する際は、安全のため速度を20km以下に落としてから通過してください。
①インターチェンジ(IC)での料金の支払方法
インターチェンジ(IC)には通常、料金所があり、ここで現金やクレジットカードで通行料を支払います。ETC車載器を装備した車は、料金所の前で20km/h以下に減速し、ETC専用レーンを手続きなしで通過できます。
②インターチェンジ(IC)を過ぎてしまったときの対処方法
目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合は、そのまま次のインターチェンジまで走行し、そこで降りましょう。高速道路は一方通行なので、一度過ぎてしまったインターチェンジへUターンしたりバックで戻ったりすること(逆走)は禁止されています。
インターチェンジの出口で一般レーンを利用する際は、料金所のスタッフに申し出て、彼らの指示や誘導に従ってください。万が一降りるインターチェンジを間違えて目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合でも、間違えてしまったことを申告すれば追加の通行料金は発生しません。
※NEXCO東日本 高速道路で出口を通り過ぎてしまったら、行き先を間違えてしまったら
今回は、高速道路を利用する際に必ず利用するインターチェンジ(IC)について詳しく説明しました。インターチェンジ(IC)の種類、料金の支払い方法、目的のインターチェンジ(IC)を通り過ぎた際の対応策などについて理解を深めていただけたでしょうか?
MapFanでは、カーナビゲーションや動態管理システムなどに活用できる、道路ネットワークデータ、インターチェンジ(IC)やキロポストなどの高速道路施設のデータ、高速料金データなどを整備し保有しています。高速道路に関するデータに関心がある方は、是非お問い合わせください。
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