1cm単位の高精度で、道路の「高さ」を再現
- 全国の道路ネットワークに、1cm単位の精密な標高値(Z値)を付与したデータです。
- 高精度な実測値と数値標高モデル(DEM)を組み合わせ、全国の道路をカバーしています。
全国の道路に標高情報を付加した、ルーティング・GIS解析向けの高精度データです。
約130万kmに及ぶ道路リンクに、橋梁・高架・トンネルを含む起伏を反映しており、EV航続距離の推定や勾配判定、災害時の通行困難エリアの検出など、各種シミュレーションに対応できます。
1cm単位の標高値を保持し、道路構造に即した滑らかな軌跡で表現されているため、物流業務や防災計画などにも活用しやすいのが特長です。
物流業界において、効率的なルート選定や燃料消費の削減に利用できます。
自動車メーカーにおいて、EVの航続距離試算や性能評価に利用できます。
都市計画や防災対策において、道路の勾配を考慮したシミュレーションに利用できます。
災害時の避難経路分析において、標高差をもとに浸水リスクや土砂災害の危険区間を回避するルート設計が可能です。
自転車・二輪車向けナビゲーションにおいて、坂道を避けた経路案内や勾配情報の提供に活用できます。
デジタルツインや3D都市モデルの構築において、地形に沿った道路の高低差再現に利用できます。
標高データは年12回、毎月の定期更新を行い道路ネットワークデータとの整合を取っています。新たに開通した道路や道路構造の変更、補正対象の標高値などを迅速に反映し、常に最新の地形状況に対応したデータをご提供しています。
トンネルや橋梁といった道路構造物については、走行調査車両の実測値や高精度素材を活用し、実際の道路面の高低差を忠実に反映する形で標高値を付与しています。DEM(数値標高モデル)では表現が難しい構造物も、構成点単位でなめらかな標高軌跡を構成しており、走行実態に即した解析が可能です。
EVの電力消費量は登坂や下り勾配の影響を大きく受けるため、道路ごとの標高差・勾配を考慮することが正確な航続距離試算に不可欠です。
本データを用いることで、ルート全体の高低差を反映した電費シミュレーションが可能となり、車両開発や実運用におけるエネルギー管理の精度を高めることができます。
はい、標準の道路ネットワークに対してすべての道路リンクに対して付与しており、地方の狭い道にも付与しています。