- ジオクエConnect
全国の無人販売所はどこにあるのか。 ヤンマーホールディングスがジオクエConnectで挑んだ調査
ヤンマーホールディングス株式会社 様
はじめに
ヤンマーホールディングス株式会社(以下、ヤンマーHD)では、農業分野における新たな価値創出に向けた取り組みとして、農産物の無人販売所のスマート化を目指すプロジェクトを推進しています。
このたび無人販売所の全国調査を行うため、弊社のジオクエConnectをご活用いただきました。
本プロジェクトの立ち上げに携わる髙居様と、プロジェクト推進を支援する鎌田様にお話を伺いました。
お話をお伺いした方:
スマート無人販売所チーム チームリーダー 髙居 明弘様
技術本部 イノベーションセンター プロトタイプ開発部 プラットフォームビジネスグループ 主幹 鎌田 喬浩様

ジオクエConnectとは
全国のユーザーの力で画像や位置情報を収集するプラットフォームサービスです。
GeoQuest(通称:ジオクエ)を通じて「クエスト」としてユーザーに展開し、ユーザーが現地の写真を撮影して投稿する形で調査が行われます。

▲全国の農産物無人販売所を対象としたジオクエConnectのクエスト画面
無人販売所の課題解決に向けて始まった「スマート無人販売所」プロジェクト
本プロジェクトは、社内アイデアコンテストをきっかけに始まった取り組みです。無人販売所が抱える課題を解決し、より多くの人に利用される仕組みづくりを進めるプロジェクトです。
無人販売所には、
- 発見されにくい
- 営業有無や売り切れ状況が分かりにくい
- 現金決済中心である
といった課題があります。
そこでヤンマーHDは、無人販売所にカメラを設置して営業状況や在庫情報を可視化するとともに、キャッシュレス決済の導入などを通じて、無人販売所の利便性向上を目指しています。
農産物の生産者にとっては販路拡大、消費者にとっては新鮮な農産物との接点創出につながる取り組みです。

プロジェクト推進の鍵となった全国規模での所在把握
プロジェクトを進める上で、最初に直面した課題が「全国の無人販売所がどこに存在しているのか分からない」ということでした。
無人販売所は地域に点在しており、全国規模で実態を把握したデータは十分に存在していませんでした。
地域ごとの分布状況や市場の実態を理解するためには、まず全国の無人販売所の所在を把握する必要がありました。
全国規模の情報収集を実現する手段としてジオクエConnectに着目
全国の無人販売所の所在把握という課題に対して、ジオテクノロジーズから提案されたのが、ジオクエConnectを活用して全国の無人販売所の位置情報や写真情報を収集する方法でした。
ヤンマーHDでは以前から人流データの活用を通じて、ジオテクノロジーズの持つユーザー基盤の規模感を把握していました。そのため、「これだけ多くのユーザー基盤があれば、全国規模で情報収集ができるのではないか」という期待がありました。
また、ヤンマーHDが検討していた調査方法と比較しても効率的であり、さらに現地で取得されたフレッシュな情報を活用できる点に魅力を感じ、導入を決定しました。
位置情報と現地写真が明らかにした無人販売所の情報
ジオクエConnectを活用した全国調査により、北は北海道から南は沖縄県までの位置情報付きの無人販売所データが集まり、全国の分布状況を把握できるようになりました。
また、位置情報だけではなく、現地写真から得られる情報も大きな価値となりました。
収集された写真からは、
- 販売商品
- 商品価格
- 店舗規模
- ロッカー式かどうか
- 防犯カメラの有無
- 注意喚起の張り紙
などを確認することができました。
ヤンマーHDでは、これらの情報を商圏分析や立地分析だけではなく、無人販売所の運営実態を理解するための情報としても活用しています。

今後の展望
ヤンマーHDでは現在もジオクエConnectで収集したデータを活用しながら検証を継続しています。今後も収集したデータをもとに無人販売所の商圏分析などを進めるとともに、認知拡大や利用促進に向けた取り組みを進めながら、これらの情報を活用したサービスの提供を通じて、スマート無人販売所の実現に向けた取り組みを進めていく考えです。
まとめ
ジオクエConnectによる全国調査は、これまで十分に把握されていなかった無人販売所の情報を可視化する取り組みとなりました。
ヤンマーHDが評価したポイントは大きく3つあります。
・全国規模で効率的な情報収集ができたこと
・位置情報以外に、現地で撮影された写真から販売商品や商品価格、店舗形態などの情報も取得できたこと
・調査設計段階から相談しながら柔軟にクエスト設計を行えたこと
収集したデータは、無人販売所の所在把握や運営状況の分析だけでなく、今後の商圏分析やサービス提供に向けた検討にも活用されています。
今回の取り組みは、スマート無人販売所の実現に向けた取り組みを支える情報基盤の構築につながっています。
ジオクエConnectを活用してみませんか?
ジオクエConnectは、ユーザー参加型の情報収集サービスです。全国のユーザー基盤を活用し、対象物の位置情報や現地写真などの情報を収集できます。対象物がどこに存在しているのか分からない場合や、現地の状況を把握したい場合に活用いただけます。
ジオクエConnectを活用することで、情報収集や現地調査を効率的に行うことが可能になります。
- 全国に点在する対象物の所在を把握したい
- 現地の写真情報を収集したい
- 市場の情報を把握したい
- 自社では収集が難しい情報を効率的に集めたい
このような課題をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。