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2023.11.29

名寄せとは?表記ゆれ対策、住所正規化サービスを提供するMapFanがご説明します

お客様リストを管理する際、同じお客様が異なる表記で複数回登録されていることはありませんか?例えば、「1-1-1」と「1の1の1」のように、実際は同じ住所であるにも関わらず、表記の違いによって別のデータとして扱われてしまうケースがよくあります。このような表記ゆれによるデータの重複は、データの整合性を損ない、正確な顧客管理ができない状況に陥ってしまいます。
この住所表記ゆれの問題を解決するためには、「名寄せ」というプロセスが不可欠です。名寄せとは、実際には同じ住所でも異なる表記によって重複しているデータを正確に同一のものとして識別し、統合する作業を指します。日本の住所は表記ゆれがとても起きやすいため、名寄せの作業が重要になります。
今回は、日本の住所データの名寄せ対策について、日本全国の住所データを保有するMapFanが詳しく解説します。

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名寄せとは?表記ゆれ対策、住所正規化サービスを提供するMapFanがご説明します

名寄せとは?

名寄せとは?
名寄せとは、同一のデータが異なる複数のデータ(データの重複)として扱われている場合に、同一のIDを付与するなどして1つのデータにまとめる作業のことです。これは、同じIDを割り当てることで複数のデータとして扱われている同じデータを1つのデータに統一することを意味します。

名寄せの必要性は?
データベースに登録された情報の中に、重複しているケースがあります。複数の担当者が個別に情報を入力した場合、登録ルールが統一されず(例:姓名の間のスペースの有無など)表記ゆれが生じ同じデータであるにもかかわらず異なるデータとして扱われているケースがあげられます。
名寄せによりデータを集約すると、自社が保有するデータに重複するデータがなくなり有効活用できます。近年は企業が扱うデータの量も増えているため、名寄せによるデータの整理が重要となっています。

名寄せのメリットは?
名寄せを行わないで顧客データがデータベースの中で重複していると、様々な問題が発生します。例えば、「同じ顧客に複数回ダイレクトメールを送ってしまう」とか「すでにアポイントメントを取った顧客に再度アポイントメントの連絡を入れてしまう」などが起き顧客とトラブルになる可能性があります。
名寄せは顧客データを使って行う業務を、正確に実行する上で重要な役割を果たします。データの重複によるミスを防ぎ、企業の信頼を維持することができるのです。

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名寄せの手順について

名寄せの作業は、四つのステップで行われます。それでは各ステップの手順を確認して、全体の流れを把握してみましょう。

①データの調査
まずはデータベース内の現状を把握します。顧客データの氏名、住所、電話番号などの属性を確認し、名寄せ後のデータベースの目標を設定します。

②データの抽出
必要な顧客データをデータベースから抽出します。異なるデータベースの項目名の違いに注意し、同じ属性として統合する項目を決定します。

③データクレンジング
データの表記ゆれや不整合を修正、削除します。例えば、異体字の統一や法人名の表記、住所などの数字やアルファベットの全角半角の統一などを行います。

④データのマッチング
統一された表記のデータから同一のものを見つけ出し、統合します。企業名、住所、電話番号などをキーとして設定し、これらが一致するデータを同一と判断します。社名の変更や事業所の移転などに注意し、精度の高いマッチングを目指します。

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名寄せや住所クレンジングが難しい日本の住所

名寄せを阻む住所表記ゆれはなぜ起きる?
同じ住所でも人によって住所表記の書き方は様々です。同じ住所を異なる住所表記をしてしまうことを「住所表記ゆれ」といいます。

住所表記のゆれが生じる理由は、日本語の複雑さと曖昧さにあります。日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、アラビア数字、漢数字など、多様な文字を使い分けることができるため、同じ住所を表現するにも多数の表記バリエーションが生まれます。例えば、数字の「1」を「一」と漢数字で書いたり、「の」を「ノ」とカタカナで書いたりなど、日本語の多様性が住所表記ゆれを生み出す原因となっています。

住所表記ゆれには様々な例があります。具体的に住所表記ゆれの例を見ていきましょう。
例えば、「1」を「一」と書く数字と漢数字の混在、ひらがなの「の」をカタカナの「ノ」と書いたり、「霞が関」の「が」を「ケ」を「ヶ」と書いたりする表記ゆれがあります。
他にも、ひらがな、カタカナ、漢字の表記ゆれも住所表記のゆれを生む要因です。たとえば「かみ」を「カミ」や「神」と異なる文字で表記する表記ゆれもあります。また、地名の読み方にもゆれがあり、「日本橋」を「にほんばし」と読むか「にっぽんばし」と読むかによっても表記ゆれが発生します。
他にも、同じ意味でも異なる漢字で記載する(例:「壺」を「臺」と書く)表記ゆれや送り仮名による(例:「二条下ル」と「二条下」)表記ゆれもあります。
こうした多様な表現方法で意味が通じてしまう日本語の多様性が、住所表記ゆれを生み出し、住所データのクレンジングを難しくしています。

さらに、市区町村の合併や地名の変更などにより変更になった新住所と変更前の古い住所表記が混在してしまうことも住所データの重複の原因の1つです。1例をあげると、浦和市がさいたま市浦和区に変わった場合などです。

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ジオテクノロジーズの住所正規化サービス

住所正規化とは?
住所正規化とは、一定のルールに従って住所表記ゆれや古い住所を正しい住所に変換する作業のことです。ジオテクノロジーズは、自社で整備している日本全国の住所データベースを活用し、この住所正規化サービスを提供しています。ジオテクノロジーズの住所正規化サービスを利用すれば、住所表記のゆれがあるデータを一定のルールに基づく一貫性のある住所データに変換し、市区町村の合併や地名の変更などによって変更が生じている場合、旧住所を変更後の新しい住所に変換してくれ、重複のない正しい住所データベースを構築することができます。
以前、デジタル大臣がAIの進化による解決の可能性を指摘していた住所表記のゆれ問題ですが、ジオテクノロジーズはすでに住所表記ゆれ問題解決をこの住所正規化サービスで既に実現しています。

住所正規化に関する詳しい記事はこちら >

住所正規化サービスを利用することで、実現できる効果やサービスの例をご紹介します。

顧客データの最適化
顧客住所データを一貫性のある最新の形式に更新し、マーケティング活動の効率化や顧客サービスの質向上を図ることができます。

Webフォームへの応用
オンラインの申込みや問い合わせフォームに住所正規化機能を組み込むことで、ユーザーが入力した住所を即座に正しい形式に変換でき、お寿司の宅配サービスなどで採用されています。

重複した案内の送付を防ぐ
同一のお客様に対して、同じ内容の案内を複数回送ることを避けることができます。これにより、お客様に不快感を与えることなく、無駄なコストをかけず効率的なコミュニケーションが可能となります。

お客様の行動データを正確に把握
お客様の購買履歴や関心事項などのデータを正確に収集・分析することができます。これにより、お客様一人ひとりに合わせたきめ細やかなサービス提供が実現できます。

特に住所正規化は顧客データを重視している企業において非常に重要です。住所正規化サービス(住所クレンジングサービス)に関してさらに詳しい情報をお求めの方は、是非お問い合わせください。ジオテクノロジーズでは、お客様のニーズに合わせた適切なソリューションをご提案いたします。

 

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