公開日:2026.04.30 更新日:2026.05.27

屋内広告とは?種類や設置の規制、効果的なプロモーション方法を解説

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広告出稿を検討する際、有効な媒体のひとつに屋内広告があります。屋内広告は、広告を見たことによって来店につながったかなどの効果測定へのハードルが高く、手応えを感じにくいのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

現在では、さまざまな技術の進化によって、こうした課題感への解決策も増えています。効果的なプロモーションを行うには、最新技術を活用した広告展開が有効です。

 

本記事では、屋内広告の特徴や種類、法的規制に加え、最新技術に基づく効果的なプロモーション方法について解説します。

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屋内広告とは建物の内部に掲出される広告

屋内広告とは、ショッピングモールや交通機関、オフィスビルなど建物の内部に設置される広告媒体のことです。具体的には、駅構内やオフィスビル内のデジタルサイネージ、ショッピングモールのパネルやタペストリーなどが該当します。

屋内広告の例(駅構内、オフィス内、ショッピングモールの3シーン)

屋内広告は、ショッピングモールや駅構内などの閉鎖空間や半閉鎖空間で目にするため、来訪者の属性や目的などに応じてターゲットを絞り込みやすいことが特徴です。一方、街中やショッピングモール周辺などの屋外に設置される広告は「屋外広告」と呼ばれ、不特定多数へ広くリーチできることが特徴です。

 

この屋内広告と屋外広告はいずれも、自宅の外で接触する広告として、「OOH広告(Out Of Home)」と称されます。近年は、デジタルサイネージの普及に伴い、デジタルOOH市場が拡大傾向にあり、人流データや位置情報を活用した「効果の可視化」への取り組みが進んでいます。

 

人流データとは、人がいつ、どのように移動しているかという移動情報や、特定エリアでの滞在人数や滞在時間、年代や性別といった属性情報などを把握できるデータのことです

 

例えば、ジオテクノロジーズの人流データを活用した「OOH広告効果測定サービス」では、OOH広告に接触したと推定される人が実際にどれだけ来店・来場したかなどを可視化できます。これにより、効果測定が難しかったオフラインでの広告についても、データに基づいた精度の高い広告戦略の立案が可能になります。

 

計測が難しい屋外広告(OOH)の効果測定を可能にします

屋内広告の特徴

屋内広告の特徴
屋内広告には、屋外広告と比べて以下のような特徴があります。

 

  • 天候や時間帯の影響を受けにくく、視認性が高い
  • 滞在時間が比較的長いため、詳細な情報を伝えやすい
  • 店舗内の屋内広告であれば、購買行動に結びつけやすい

 

屋内広告は建物内に設置されるため、天候や時間帯による影響を受けにくいという特徴があります。照明環境が基本的に安定しているところに設置されるため、広告の視認性が高い点は大きなメリットです。

 

また、駅構内やショッピングモールなど、待ち時間や休憩といった人の滞留が発生しやすい場所に広告が設置されるケースが多く、比較的長い時間、広告を見てもらいやすい傾向があります。そのため、商品やサービスの特徴、キャンペーンの内容など、より詳細な情報を伝えることが可能です。

 

さらに、店舗内に設置される屋内広告であれば、商品やサービスへの関心が高い来店者が見る可能性が高く、購買行動に直結しやすいという特徴があります。

 

例えば、他媒体で露出している広告と内容を一致させることで、「テレビやネットで見たことがある商品」といった認知につながりやすくなるでしょう。また、ポップなどで新たな情報を訴求すれば、「こんな使い方があるんだ」といった発見を生み出し、購買を後押しする効果が期待できます。

屋内広告の種類

屋内広告の種類
屋内広告にはいくつか種類があり、それぞれ異なる特性と活用シーンがあります。効果的な広告を選択できるよう、代表的な屋内広告の種類を見ていきましょう。

 

<屋内広告の種類の例>

  • デジタルサイネージ
  • ポスター・バナー広告
  • 交通広告
  • パンフレット・リーフレット
  • フロアメディア・空間ジャック

デジタルサイネージ

デジタルサイネージは、ディスプレイやタブレット端末などの電子機器に、動画や静止画を表示できるデジタル広告媒体です。動画や音声を利用できるため、視覚的なインパクトが強いことが特徴です。駅構内やショッピングモール、フードコート、オフィスビルのエレベータなど、人が集まる場所に広く設置されています。

 

近年では、小売店舗内のデジタルサイネージを活用した「リテールメディア」も注目を集めています。リテールメディアとは、小売企業が自社で保有する広告媒体のことで、小売店舗内のデジタルサイネージや店内放送する音声広告のほか、公式アプリ、ECサイト上の広告枠なども含まれます。

 

リテールメディアの強みは、自社の購買データを活用できる点です。これにより、精度の高いターゲティングや効果測定が可能になります。特に、小売店舗内のデジタルサイネージは、購買意欲の高い来店客に対して、映像を通じて多くの情報を直接訴求できるため、販促効果が期待できる広告媒体といえます。

ポスター・バナー広告

屋内広告の中でも、ポスターやバナー広告は、一定期間同じ場所に掲出できるため、来訪者に繰り返し見てもらうことで認知向上が期待できます。

 

駅構内やショッピングモール、フードコート、オフィスビルなど、人が頻繁に訪れる場所に設置することで、来訪者が何度も目にする機会が生まれ、ブランドや商品の認知形成につながります。

交通広告

交通広告は、電車やバス、タクシーの車内、駅構内などに設置される屋内広告を指します。移動中の隙間時間に自然と見てもらえる点が特徴です。

 

代表的な形態として、電車内の中吊り広告、ドアや窓のステッカー広告などがあります。特に、通勤・通学など乗車時間が比較的長い環境では、視認効果を確保しやすく、詳細な情報を伝えやすい広告媒体です。

パンフレット・リーフレット

パンフレットやリーフレットは、関心を持った人が自由に持ち帰れる広告媒体です。手元に残るため保存性が高く、後からじっくり読み返してもらえるため、商品やサービスの比較・検討段階にある見込み顧客に対して有効になります。

 

主にショッピングモールやイベントスペース、施設の受付などに設置され、商品やサービスについてより深い情報を求める層に対して効果的にアプローチできる広告媒体です。

フロアメディア・空間ジャック

フロアメディアや空間ジャックは、床面や壁面、天井など空間全体を活用する大規模な屋内広告です。視界全体を使って訴求できるため、ブランドや商品の世界観を没入的に体験させられます。

 

ショッピングモールやイベントスペースなどで展開されることが多く、通常の広告と比べて強い視覚インパクトを与えやすいのが特徴です。また、写真映えする演出が可能なため、来訪者によるSNS投稿を通じた拡散効果も期待できる、注目度の高い広告手法です。

屋内広告を展開する際に知っておきたい規制

屋内広告を展開する際に知っておきたい規制
屋内広告を展開する上で守るべき規制があります。特に、建物の窓など内側から屋外に向けて表示する広告については注意が必要です。

 

<屋内広告を展開する際に知っておきたい規制の例>

  • 特定屋内広告物の規制が自治体ごとにある
  • 安全管理義務がある

特定屋内広告物の規制が自治体ごとにある

特定屋内広告物とは、建物の窓など内側から屋外に向けて表示する広告のことで、街の景観や安全性などを確保するため、屋外広告物と同様の規制が適用される場合があります。

 

この特定屋内広告物は、自治体ごとに表示面積や色彩、点滅や明るさなどに制限があり、事前の届け出が必要となる場合がある点に注意が必要です。

 

例えば、東京都千代田区の「千代田区屋外広告物景観まちづくりガイドライン」では、特定屋内広告物は屋外広告物と同様に本ガイドラインの対象となり、届け出が必要です。また、屋外建築物の外観を損なわないよう、ガラス面などの質感を活かすことなどが求められています。

 

同様に、金沢市、京都市、大阪市などの各自治体でも、景観保護の観点から独自の基準や届け出などの決まりが設けられています。屋内広告だからといって、自由に広告を設置できるわけではないため、屋内広告を設置する際は、必ず設置場所の自治体の条例を事前に確認し、必要な手続きを行うことが重要です。

安全管理義務がある

前述のように、特定屋内広告物に屋外広告物のガイドラインが適用される場合、屋内広告であっても安全管理義務などが発生するケースがあります。広告看板などが落下や転倒によって事故を起こさないようにするため、設置強度の確保や定期的な点検を行い、良好な状態で維持することが求められます。

屋内広告の効果を高めるポイント

屋内広告の効果を高めるポイント

屋内広告の効果を高めるにはどうしたらよいでしょうか。ここでは、屋内広告の効果を高める主なポイントをご紹介します。

 

<屋内広告の効果を高める主なポイント>

  • ターゲット属性を明確化し、最適な媒体と場所を選ぶ
  • 戦略的なシナリオ設計をする
  • 効果検証を行う
  • AI技術を活用する

ターゲット属性を明確化し、最適な媒体と場所を選ぶ

屋内広告の効果を高めるには、まず広告を訴求するターゲットを明確化し、ターゲットに合う設置場所を選定することが重要です。

屋内広告の設置場所の選定には、人の移動する時間や場所、年代、性別、行動パターンなどの属性情報が把握できる「人流データ」に加え、購入データなどのユーザー情報を活用すると効果的です。これらのデータを活用すれば、ターゲットが集まりやすい場所や広告媒体候補を絞り込みやすくなり、投資対効果(ROI)を高めることにつながります。

戦略的なシナリオ設計をする

屋内広告は設置して終わりではなく、リアルな場所での接点からSNSでの拡散、ECサイトでの購入など、オフラインとオンラインでシームレスなシナリオ設計を行うことが有効です。

 

例えば、交通広告の場合、デザインやメッセージ、企画などで興味を惹く内容であれば、撮影スポットとなってSNSへ拡散される可能性があります。このようにオフラインでの接触からSNSへの拡散などを併せて検討すると、より広範囲への認知拡大が期待できるでしょう。

 

また、通行人の動線や目線の高さを考慮し、一瞬で内容が伝わるデザインやコピーを採用することで、限られた接触時間の中でも効果的に訴求しやすくなります。ただし、自治体などの広告の規制は遵守する必要があります。

効果検証を行う

屋内広告の効果を継続的に高めるには、デジタルサイネージの視聴数計測や広告接触からの来店、購買者数などを把握し、効果検証を行うことが重要です。

 

広告のデータ分析をもとに、内容の見直し、配置場所の変更、デジタルサイネージの広告コンテンツの更新などを行い、PDCAサイクルを回していくことが成果につながります。

 

ただし、オフライン広告ではデータの計測が難しい場合がありますが、人流データを活用することで広告効果のデータ取得が可能になります。例えば、ジオテクノロジーズの「OOH広告効果測定サービス」では、人流データを用いて、オフライン広告の「広告に接触したと推定される人が実際にどれだけ来店・来場したか」を可視化できます。

 

データを集めて検証することで、広告の早期の改善やターゲットの本質を読み解くきっかけになるため、次に活かしていくことができます。

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AI技術を活用する

AI技術を活用することで、AIカメラとの融合による利用者情報の収集、広告作成の自動化、リアルタイムでの情報提供などが可能になります。

 

例えば、AIを活用して手書き図面などから短時間で高精度な屋内3D地図を作成・運用できるソリューションであれば、WEBなどと連動させてリアルタイムでの情報提供が実現できます。屋内広告は建物のナビゲーション機能の役割も担っており、効果的に活用することで施設内の顧客の回遊性を促進できるでしょう。

人流データを活用した運用型OOH広告がおすすめ

現在では、広告効果の計測が難しいとされていた交通広告や大型ビジョンなどオフラインの広告についても、人流データを活用することでデジタル広告と同じように効果測定ができるようになっています。これにより投資対効果(ROI)を高め、今後の施策にも活かすことが可能です。

 

最新の技術やトレンドを活用した魅力的な広告を展開していくなら、ジオテクノロジーズが提供する、人流データ(Geo-People)を活用した「運用型のOOH広告」がおすすめです。ジオテクノロジーズの運用型のOOH広告には、特に以下3つの特長があります。

 

<ジオテクノロジーズの運用型のOOH広告3つの特長>

  • 行動分析からターゲットの経路に沿った媒体や設置場所を選べる
  • 出稿期間中に効果測定ができ、短期間でも最適化できる
  • 広告接触者の来店や購入などその後の行動や意識を追える

 

また、運用型のOOH広告では、以下のような媒体への出稿が可能です。

 

<出稿可能な媒体の一例>

  • 大型ビジョン、街頭ビジョン
  • 各種交通広告
  • オフィス内広告
  • 店頭POP

 

上記にない広告媒体の取り扱いについては、気軽にお問い合わせください。

屋内広告は人流データを活用して広告効果を最大化しよう

屋内広告は人流データを活用して広告効果を最大化しよう
屋内広告は、屋外広告よりも特定のターゲットに深くリーチできる有効な手段ですが、自治体の規制の遵守や最新技術の活用、人流データに基づく最適化が重要です。

 

ジオテクノロジーズの人流データを活用すれば、広告の設置場所の最適化、広告の効果測定が可能になります。データに基づいた戦略的なアプローチで、投資対効果(ROI)の高い屋内広告運用を実現できます。

 

人流データを活用した屋内広告を検討されているなら、まずはジオテクノロジーズにお問い合わせください。

屋内広告の効果が数字でわかる!ジオテクノロジーズのOOH広告効果測定サービスの詳細はこちらから

よくある質問

屋内広告とは何ですか?

屋内広告は、ショッピングモールや交通機関、オフィスビルなど建物の内部に設置される広告媒体のことです。具体的には、駅構内やオフィス、ショッピングモールなど建物内にあるデジタルサイネージ、パネルなどを指します。

特定屋内広告物とは何ですか?

特定屋内広告物とは、建物の窓など内側から屋外に向けて表示する広告のことです。街の景観や安全性などを確保するため、建物内の広告物であっても、自治体によって屋外広告物と同様の規制などが設けられているケースがあります。

OOH広告とは何ですか?

OOH広告はOut Of Homeの略で、自宅の外で接触する広告のことです。OOH広告には、街中にある屋外広告や、駅構内やショッピングモールなどにある屋内広告が該当します。

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