導入事例

廃棄物収集運搬業務向けシステムでルート検索機能を活用した回収ルート作成により配車業務を効率化！

商品の概要を教えてください。

事業系廃棄物の収集運搬業務を行っている事業者様向けに販売しているシステムで、現場の作業者が利用する端末向けのソフトと、本部での業務を行うためのソフトで構成されます。

事業系廃棄物収集運搬業務は、一度に多くの店舗や会社を順番に巡り廃棄物を収集するため、収集ルートをいかに効率的に計画するか、また現場の1箇所あたりの収集作業をいかに短時間で行うかが重要です。
更に、請求書発行などの事務処理も、顧客数が多いため効率的に行うことが求められます。
収運プランナー「牛若丸」では、それらの課題を以下の機能でまとめて解決します。

■収集コース管理機能
収集先を登録して自動で最適ルートを計算。任意の順番に変更して走行距離や所要時間のシミュレーションも可能です。

■作業報告機能
現場でタブレット等を使い、タッチパネルで簡単入力。手書き入力をなくし入力ミスをなくします。入力したデータはオンラインで本部システムに記録され、管理者も収集状況をリアルタイムで把握できます。

■請求/入金管理
現場で入力した情報から、正確で詳細な請求書がすぐに発行可能です。

■収益/営業管理
収集ルートごとに収集効率や粗利益を算出でき、不採算ルートが一目瞭然。営業部と共有して改善検討に活用可能です。

地図を使った機能、およびその利点や効果について教えてください。

地図を活用した機能としては、主に以下3点となります。

【収集コース管理】
収集先の場所を登録すれば、地図上で最適な収集順序・収集ルートを計算・表示しシミュレーションができます。これまで乗務員任せとなっていた収集ルートを、効率を考慮した最適ルートとして本部で管理可能です。

【走行軌跡の表示】
GPS付モバイル端末（車載端末）により、作業車両の走行軌跡を取得できます。軌跡を地図上に実績として表示し計画ルートと比較することで、課題の見える化ができルート改善を検討することで、更なる効率化につなげられる効果があります。

【新規問合せ顧客への見積検討】
営業部門にて、既存ルートを地図上に表示し、新規問合せ顧客の場所とルートの位置関係から瞬時に見積を算出できます。見積提示までの時間を大幅に短縮でき、新規顧客獲得促進に貢献できます。

導入実績を教えてください。

全国に多数ある事業系廃棄物収集業者がターゲット顧客となりますが、現在100社ほどのお客様に採用いただいています。車載端末（タブレット）の台数では2,000台以上になります。

弊社の地図製品を採用するに至った経緯や決め手について教えてください。

元々ジオテクノロジーズ社の「MapDK」という製品を利用していましたが、その製品から移行する必要があり、その際に同社の「MapFan SDK」だけでなく他社のクラウド型サービスも候補として検討しましたが、「MapDK」がオフライン型だったこともあり、同じオフライン型の「MapFan SDK」が最も乗り換え開発コストが抑えられるということから、採用を決定しました。

また、クラウド型サービスだとランニングコストがかかりますが、「MapFan SDK」は最初にライセンス料を支払う形であり、「牛若丸」の料金形態と相性が良いという点も採用理由の一つです。

今後の展望など教えてください。

現在は、新規のお客様への製品導入時に、当社による導入支援が必要な状況ですが、お客様が自力で簡単に導入できるように製品バージョンアップをしていきたいと考えています。

また、「牛若丸」は定期ルート回収のビジネスに特化した製品となっていますが、将来的には、定期ルート型で”回収”以外の「配送」や「メンテナンス」を目的とした業界（運送業やルート営業など）向けに機能拡張していきたいと考えています。

 

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