IncrementP MP WORLD+

法人向けサービス お問い合わせ
TOP > コラム > いまさら聞けない、位置情報の共有方法!活用方法を徹底解説
2024.02.27

いまさら聞けない、位置情報の共有方法!活用方法を徹底解説

「子供がどこにいるか確認したい」「知人との待ち合わせがうまくいかない」といった経験はありませんか?未知の土地で道に迷ったとき、口頭やテキストメッセージだけでは十分に場所を伝えられず、困ったことがあるのではないでしょうか。しかし、地図関連のツールやスマートフォンアプリの進化により、現在は位置情報を簡単に共有できるようになりました。この技術は個人の利用のみならず、物流業界における運送・配送などの車両管理にも大きく貢献しています。

今回は、GoogleマップやiPhoneマップを利用した位置情報の共有方法と、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン機能を使った共有のコツについて紹介します。

MapFanの地図APIをビジネス活用してみませんか?
MapFan APIの活用事例を見たい

いまさら聞けない、位置情報の共有方法!活用方法を徹底解説

位置情報の共有方法4選

① Googleマップで位置情報を共有
Googleマップは、その使い勝手の良さからスマートフォンユーザーにとって不可欠な地図アプリとなっています。ユーザーはGoogleアカウントの有無にかかわらず、位置情報を共有することができます。これにより、相手の位置情報を即座に共有し合うことが可能です。また、共有した位置情報はいつでも非公開に設定することができ、相手による位置情報の追跡を防ぐブロック機能もあります。これにより、安心して使うことができるため、自分のプライバシーを守りながら便利に利用することができます。

 

② iOSの地図アプリ「マップ」で位置情報を共有
iPhoneユーザーにとって手軽なiOS標準の地図アプリ「マップ」も、簡単に位置情報を共有することができます。利点としては、Appleデバイス間でのシームレスな連携です。しかし、共有はiOS間に限られるため、相手がAndroidユーザーの場合は別の方法を検討する必要があります。

 

③ iPhoneの探すアプリで位置情報を共有
iPhoneに標準装備されている「探す」アプリを利用すれば、現在地の位置情報を友人や家族に簡単に知らせることができます。このアプリは使いやすいという利点がありますが、相手もAppleのデバイスを使っている必要があるという点には注意が必要です。

 

④ LINEなどのアプリから位置情報を共有
LINEをはじめとするSNSアプリには、日常的なコミュニケーション中に位置情報を共有する便利な機能が備わっています。この手軽さが多くのユーザーに支持されており、特に待ち合わせ時には役に立ちます。ただし、使用するアプリによって共有できる情報の種類や操作方法に違いがあるため、自分に合ったアプリ選びが重要です。また、位置情報を共有するには双方が同じアプリをインストールしている必要がありますので、事前に確認しておく必要があります。

Googleマップで位置情報を共有

① Googleアカウントを持っているユーザーと共有する方法
共有する相手がGoogleアカウントを持っている場合の位置情報共有の手順は以下のようになります。

【Androidの場合】
1.共有相手のGmailアドレスをGoogleコンタクトにまだ登録していない場合は、追加                             2.Googleマップを開き、ログイン
3.プロフィール写真またはイニシャルをタップし、[現在地の共有]→[新たに共有]を順にタップ
4.現在地を共有する期間を指定
5.現在地を共有するユーザーのプロフィールをタップ(Googleコンタクトの使用を尋ねるメッセージが表示されたら、Googleマップにアクセスを許可)
6.[共有] をタップします。

【iPhoneやiPadの場合】
1.共有相手のGmailアドレスをGoogleコンタクトにまだ登録していない場合は、追加
2.Googleマップを開き、ログイン
3.プロフィール写真またはイニシャルをタップし、[現在地の共有]→[新たに共有]を順にタップ
4.あなたの現在地を共有する期間を指定
5.[ユーザーを選択]をタップします。(連絡先を尋ねるメッセージが表示されたら、Googleマップにアクセスを許可)
6.ユーザーを選択
7.[共有] をタップ

共有を希望する両者がGoogleアカウントを持っている場合、先にGoogleコンタクトへの登録が必要ですのでご注意ください。また、ずっと位置情報を共有し続けないように、共有する時間を決めて設定しておきましょう。

 

② Googleアカウントを持っていないユーザーと共有する方法
Google アカウントを持っていないユーザーに現在地を送信するには、現在地をリンクで共有する必要があります。共有する相手がGoogleアカウントを持っていない場合の位置情報共有の手順は以下になります。

【Androidの場合】
1.Googleマップを開き、ログイン
2.プロフィール写真またはイニシャルをタップし、[現在地の共有]→[新たに共有]を順にタップ
3.[クリップボードにコピー] をタップして現在地の共有リンクをコピー
4.他のユーザーと共有するには、メール、テキスト メッセージ、またはその他のメッセージ アプリにリンクを貼り付けます

【iPhoneやiPadの場合】
1.Googleマップを開き、ログイン
2.プロフィール写真またはイニシャルをタップし、[現在地の共有]→[新たに共有]
3.現在地の共有リンクを送信
・iMessage からリンクを送信するには:[メッセージ]をタップ
・別のメッセージアプリでリンクを送信するには:その他アイコン 詳細 をタップ 次に別のアプリを選択

リンクは事前に設定した時間が経過するまで有効で、相手は最大24時間そのリンクから位置情報を確認できます。
位置情報を共有する際、相手のアカウントが分かっている場合の手順とほとんど変わりません。しかし、相手がGoogleアカウントを持っていない時は、リンクの共有が必要になります。このリンクからは誰でも位置情報を見ることができるので、共有する相手以外には漏れないように注意が必要です。

 

③ 他ユーザーの位置情報の取得方法
次に、他ユーザーの現在地を取得する方法について説明します。他ユーザーの位置情報を確認する際は「現在位置情報を共有している人の現在地を取得する」、「現在位置情報の共有をしていない人の現在地を取得する」の2つの状況によって手順が異なるので、その点に注意してください。

現在位置情報を共有している人の現在地を取得する
【Android・iPhone・iPadの場合】
1.Googleマップを開き、ログイン
2.自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」をタップ
3.現在地を知りたいユーザーのアイコンをタップ

【PCの場合】
1.Googleマップを開き、ログイン
2.画面左上のメニューをクリックし、「現在地の共有」をクリック
3.現在地を知りたいユーザーをクリック

 

現在位置情報の共有をしていない人の現在地を取得する
【Android・iPhone・iPadの場合】
1.Googleマップを開き、ログイン
2.自分のアカウントのプロフィール写真をタップし「現在地の共有」をタップ
3.現在地を知りたいユーザーのアイコンをタップ
4.「リクエスト」をタップ

位置情報を共有していない人からリクエストを送る際も、Googleアカウントでの共有設定が必要です。
また、PCで位置情報を確認できるのは、現在位置情報を共有中の人だけです。もし位置情報の共有ができない場合は、デバイスの設定で位置情報サービスが無効になっている可能性がありますので、設定を確認し、必要に応じて有効にしてください。

参考URL:
support.google.com(パソコンの場合)
support.google.com(Androidの場合)
support.google.com(iPhone と iPadの場合)

iOSの地図アプリ「マップ」で位置情報を共有

ここでは、iOSの地図アプリ「マップ」を使用して位置情報を共有する手法について説明します。直接「マップ」から位置情報を共有する機能は提供されていませんが、他の位置情報共有アプリと組み合わせて使用することになります。そのため、使い勝手の良い位置情報共有アプリを事前にダウンロードしておくことをお勧めします。

【iOS:iPhone・iPad・PC】
1.「マップ」を起動
2.青い点が自分の現在地で、その部分をタップ
3.現在地をタップすると下部分にポップアップメニューが表示されるので、「共有」をタップ
4.位置情報共有アプリを選択して起動する

位置情報共有アプリを使用していない場合は、リンクのURLをコピーして相手に送ることで位置情報を共有できます。
またiOSでは「探す」機能を活用し位置情報を共有することも可能です。

【iOS:iPhone・iPad・PC】
1.「探す」アプリを開いて、「人を探す」タブを選択
2.追加ボタン をタップ
3.「自分の位置情報を共有」を選択
4.位置情報の共有相手の名前や電話番号を入力し、「送信」を選択
5.位置情報を共有する期間を「1 時間」「明け方まで」「無制限」から選択します。

その他の方法でも位置情報の共有は可能なようです。詳しくは以下のアップルサポートのURLからも確認いただけます。

参考URL:support.apple.com(iPhone で位置情報を共有する)

位置情報を利用して業務課題を解決する方法に、API活用がおすすめ

業務上の課題を効率的に解決するためには、位置情報の活用が欠かせません。これまで個人間での位置情報共有の便利さをご紹介してきましたが、ビジネスに応用することで、多くの業務課題が解消される可能性を秘めています。たとえば、営業スタッフがどの地域をどの程度カバーしているかをリアルタイムで把握し、営業戦略の最適化を図っているという事例もあります。また、物流業界では、配送ルートの効率化や配送車両の正確な運行管理により、顧客への納品時間の精度を高め、コスト削減を実現も可能なのです。

特に、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を利用することで、これらの位置情報を既存の地図情報システムに容易に統合できます。例えば、タクシー会社が配車管理システムに位置情報を組み込むことで、最寄りの車両を顧客に迅速に案内するサービスが提供できるようになります。また、観光業界では、訪問者の動向を追跡し、混雑状況や人気のスポットを把握することで、より良い観光体験の提供やマーケティングデータの収集が可能になります。

これらのAPIは、多様なビジネスシステムとの互換性が高く、企業が直面する様々な課題に対してカスタマイズされた解決策を提供します。ビジネスニーズに合わせて位置情報を活用したシステム開発が可能になるため、APIの活用は、業務の効率化だけでなく、新たな価値創出にも大いに貢献するでしょう。

MapFan API活用ガイドはこちら

導入事例はこちら

MapFan APIインターフェース仕様書はこちら

APIを活用するメリット

自社システムへの位置情報統合において、APIの活用は多くのメリットがあります。具体的には、以下の三つの大きな利点があります。

① APIを通じ、既存システムに位置情報を含む業務に利用したい情報を連携することが可能
まず、APIを利用することで、既存のシステムにスムーズに位置情報を含む必要なデータを組み込むことができます。これにより、顧客管理システムや物流追跡システムなど、業務のあらゆるシーンでリアルタイムの位置情報を活用することが可能になります。

② 実装手順が容易なAPIだから開発コストの抑制が可能
次に、APIはプログラミングの知識がある人であれば比較的容易に実装できるため、開発にかかるコストを大幅に削減することができます。これは、特にスタートアップや中小企業にとって大きなメリットです。

③ API利用回数による従量課金制のため運用コストも最低限に抑制可能
最後に、APIの利用は従量課金制が一般的であるため、使用した分だけの費用で済みます。これにより、運用コストを最小限に抑えつつ、ビジネスの規模拡大に伴う利用増加にも柔軟に対応することができます。

以上のように、APIを活用することで、自社システムに位置情報を統合する際の経済性と効率性、スケーラビリティを同時に実現することが可能です。これらの利点を活かして、ビジネスの競争力を強化し、新しい価値を創造しましょう。

位置情報の共有は、状況に応じて使い分けよう

位置情報の共有は、その使い分けが重要です。様々な位置情報の共有方法を見てきましたが、その中でも状況に応じた適切な方法を選ぶことが、効率的な利用への鍵となります。日常生活においては、GoogleマップやiOSのマップを使った共有が一般的ですし、LINEでのメッセージ交換時に位置情報を送ることも便利です。これらは私たちが日常的に使用するものであり、状況に合わせてさまざまな方法を選ぶことができます。

一方で、ビジネスシーンでは、地図検索やルート検索を頻繁に行う企業において、位置情報共有は業務効率を大きく改善する可能性があります。自社システムにAPIを統合して開発した位置情報共有システムは、繰り返しの位置情報要求にも迅速に対応し、業務のスムーズな進行を支援します。

つまり、プライベートでもビジネスでも、目的や状況に応じた位置情報の共有方法を選ぶことで、より高い利便性と効率性を実現できるのです。状況に合わせて最適な共有方法を選び、位置情報の可能性を最大限に活かしてみてはいかがでしょうか。

地図APIを活用した地図ソリューションをご検討の方は、ジオテクノロジーズにご相談ください

MapFanのAPIやSDKをご自身のシステムに取り入れることで、位置情報はもちろん、地図データや、人や車の道路通行量データといった情報から業務に必要な情報をご活用いただくことができます。

業務上の課題解決に役立つ情報を提供いたしますので、何かお困りのことがあれば、ぜひお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

 




法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから

法人向けサービスに関するお問い合わせはこちらから

関連サービス

関連記事