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2019.09.30

訪日外国人の困ったことベスト5をご紹介、1位は意外な結果に。 観光庁の調査から読み解くインバウンドビジネスが解決する課題!

日本を訪れる外国人の増加が大きなニュースになっています。2019年にはラグビーW杯、そして2020年の東京オリンピック。さらなる訪日外国人の増加が見込まれます。都内でも銀座や上野、新宿など体感ですが街を歩く人の2割から3割は外国人ではないでしょうか?

日本の観光業もこうしたインバウンドの需要を取り込もうと、各所で様々な取り組みを行っています。それでは、訪日外国人たちは実際に日本を旅行している時、どんなことで困っているのでしょうか。観光庁の調査からみていきます。

訪日外国人の困ったことを解決する多言語デジタルサイネージ(新宿駅)の記事は こちら>

訪日外国人の困ったことベスト5をご紹介、1位は意外な結果に。 観光庁の調査から読み解くインバウンドビジネスが解決する課題!

訪日外国人が困ったこととは?

観光庁は、訪日外国人旅行者を対象に、旅行中に困ったこと及び、公共交通の利用の状況把握のためのアンケートを実施し、2018年度の『訪日外国人が旅行中に困ったこと』の調査結果を2019年3月に発表しました。

5位・・・多言語表示の少なさ・わかりにくさ(16.4%)
最近は英語、中国語、韓国語などの表示は増えてきているものもの、観光地を中心にまだまだ外国語表示の少ない場所が多いようです。私たちが外国を訪れたときに日本語を見るとホッとするように、母国語での表示は、訪日外国人にとっても安心材料の一つになります。

4位・・・公共交通の利用(16.6%)
電車や、バスなどの公共の交通期間の利用についても、不便に感じる訪日外国人は多いようです。都心での電車の乗り換えの複雑さに苦労したり、英語表記等は普及してきていますが、地方などはまだまだ整備していく必要があります。

3位・・・無料公衆無線LAN環境(18.7%)
訪日外国人は、無料Wi-Fiを積極的に利用すると言われています。日本でも改善は進んでいますが、まだまだ無料の無線LAN環境が整っているとはいえません。

2位・・・施設等のスタッフとのコミュニケーションが取れない(20.6%)
日本人が英語を話す必要はない、なんて言う人もいますが、インバウンドの需要を考えると観光施設のスタッフは外国人とのコミュニケーションが求められているのは事実です。最近では翻訳のアプリなども進歩しているので、そういったものを活用するのもいいのかもしれません。外国語が話せるかどうかではなく、外国語でもコミュニケーションを取ろうとする姿勢が何より重要でしょう。

1位・・・困ったことはなかった(36.6%)
1位は、「困ったことはなかった」です。意外な結果に思われるかもしれませんが、訪日外国人へのインバウンド対策は近年、当たり前になってきました。多言語に対応するなどこれから先ますますスタンダードになっていくでしょう。しかし、63.4%は何かに困った経験があるというのも事実です。これから東京オリンピックに向けて、さらに訪日外国人が増加します。外国人を迎えるにあたり、1位の困ったことはなかった、ということに胡座をかかず、63.4%に目を向け、さらに積極的なインバウンド対策が必要です。

イラスト地図の楽しさとデジタルの利便性を融合。 街歩き応援アプリの記事は こちら>

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観光庁2018年度調査『訪日外国人が旅行中に困ったこと』

インバウンド対策に有効な多言語に対応した地図

海外へ旅行した時、標識から看板から何から何まで外国語で、異国の地だと感じることはないでしょうか。海外旅行はワクワクもしますが、少し心細かったりもしますよね。そんな時、ひとつの拠り所が地図だったりします。慣れ親しんだ日本語で、目的地にたどり着くために何度も地図を確認するのではないでしょうか。ホテルの場所、駅の場所、目的の観光名所。普段の生活圏を離れて初めての場所を訪れる際に地図はかかせないアイテムです。

でもその地図表記が間違っていたらどうでしょうか。行動力のある方は、通行人に聞くかもしれません。地図を見ながら右往左往しながらも目的地にたどり着く人もいるかもしれないし、もしくは諦めてしまう人だっているかもしれません。多言語対応をするということは、違う文化圏の異なる言語を結びつけるということです。ただ単純に機械翻訳するだけでは意味が変わり、間違った翻訳になることも多くありますし、テキスト翻訳では地図部分は翻訳してくれないケースが多いと考えます。また、その翻訳が合っているかすら確認ができません。多言語対応は、そんな危うさを持っているのです。

ジオテクノロジーズの多言語対応の地図は、国土地理院や自治体の推奨するガイドラインにも準拠、ただ外国語に訳すのではなく、外国語話者が理解しやすいような構造にしています。その一例を紹介します。

例えばジオテクノロジーズの法人サービス『MapFan API』を使って開発運営されている地図サイト『MapFan』では、淀川をYodogawa-Riverと表現しています。厳密に言うと“gawa”と“river”は意味が重複するのですが、Yodo-Riverだと実際に地図を見て歩く際に理解しづらくなってきます。多言語対応の地図にはこうした配慮や工夫が必要になってきます。ジオテクノロジーズでは、そうした翻訳の工夫を凝らした13カ国14言語もの多言語地図を取り扱っています。

多言語対応地図API MapFan APIは こちら

13か国14言語の地図サンプルは こちら

英語地図 大阪
(英語対応の地図)

また、海外企業の出すガイドブックや地図は、地図の鮮度が低いことがあります。以前あったレストランがなくなっていたり、道路が長期工事のため封鎖されていたり。地図は日々変化していきます。こうした変化を都度追いかけることは大変なことですが、ジオテクノロジーズでは毎月更新することで、日本全国津々浦々の鮮度の高いデジタル地図の提供を行っています。
都内でも、多言語に対応した地図サイネージなどが大きな駅を中心に増えてきています。
こうした多言語地図の取り組みなどで、日本でのちょっとした便利な体験が、外国人の日本滞在の満足度をさらに上げるのかもしれません。

多言語対応地図API MapFan APIは こちら

音声自動翻訳の精度改善に地図データ?の記事は こちら>




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